FUTURISM
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Kazuya Ogawa
Nao Minamisawa
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ON AIR
DATE
2017.05.28
ゲストは、国際弁護士の八代英輝さん。
身近な法律の未来について、伺いました。
SONG
LIST
Walking Wounded
Everything But The Girl
Unbelievers
Vampire Weekend
Town & Country
Bibio
I'm So Happy I Can't Stop Crying
STING
Fly feat.Oezlem Cetin
Karma
八代英輝さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<ルールの第一歩はコミュニケーションから>
法律家として活躍されている八代さんから、
「人工知能は法律の仕事を人間から奪うのですか?」
と番組の中で質問されました。
人工知能弁護士が登場し、アメリカでは弁護士が人工知能をパートナーとして活用するケースが増えています。
例えば、弁護士が「破産した企業は、その後もビジネス活動をすることができるか」と問いかければ、人工知能が大量の法律文書を読み取り、ぴったりの回答を出します。
法改正や新しい判例もシステムで監視して常に情報を更新するため、弁護士が新しい知識をアップデートする負担も軽くなります。
これまで見落としていた情報や、関連性がないと思われていた資料を使って結論を出すこともできます。
膨大な情報を高速に処理する法律業務においては、人工知能が力を発揮します。
ですから、業務内容によっては、人工知能が法律の仕事を人間から奪うようになると考えています。
「処理」の能力においては、人工知能弁護士がリードすることになりそうです。
私たちの社会生活を司る法律は身近なルールですが、
「処理」の観点だけで、最適なルール作りや運用ができるとは限りません。
裁判の後、裁判官から悪い点を教えさとされ、今後の生き方を言い聞かされる説諭は、処理ではなく「コミュニケーション」です。
そのコミュニケーションによって、新たな人生の一歩が始まります。
また、人工知能や生命医療等の分野は進化がはやく、法律の対応が追いついていません。
そこで必要となるルールはどのようなものか。
人間の根幹に関わるルールですし、慎重な検討が必要になります。
重要なルールこそ、コミュニケーションを重ねて作り出さねばなりません。
八代さんは、「死に方のルールを整えること」に関心があると仰っています。
人間が必ず迎えなければならない死についてポジティブに考え、自分なりの死に方のルールを整えるにも、家族とのコミュニケーションが土台になるわけです。
相楽さんの逸話で、80年もの歴史を持つ学校校則の話があります。
“靴下のワンポイントのマークはOKで、ラインはNG”という校則なのですが、
なぜワンポイントは良くてラインはダメなのか、判然としないままルールが存在していました。
「それがルールだから」と惰性で守っていただけで、ラインの入った靴下を履いてなぜ悪い!?と思いますよね。
それについて議論をしたところ、校則は変わり、ライン入りの靴下も履けるようになったそうです。
ルールは私たちの生活を左右します。
だからこそ、最適なルールづくりは十分なコミュニケーションから始めなければならないのだと思います。
小川 和也
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