FUTURISM
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Kazuya Ogawa
Nao Minamisawa
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DATE
2017.07.16
ゲストは、教育評論家の尾木直樹さんです。
「偏差値っている?いらない?」
世界から見た、日本の教育の今を考え、
”偏差値の未来”についてお話し伺いました。
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尾木ママ オフィシャルサイト
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FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら
SONG
LIST
Big Yellow Taxi (Radio Mix)
Joni Mitchell
Captain of Your Sinking Ship
Kommode
Human
The Human League
たのしそう かなしそう
原田郁子
教育評論家の尾木直樹さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<自分偏差値>
長いこと教育の中心にあった偏差値。
一斉に学力を測る尺度として重宝されてきました。
教育の効率を求めた結果が偏差値教育だと言えますが、
偏差値を上げることを主眼とした教育は多くの課題を抱えるようになりました。
偏差値はあくまでも他者との比較、ある母集団の中での相対評価。
国際社会になり、日本の中の限られた集団の中で順位付けすることにどれだけの意味があるのか。
知識の詰め込みを基本とした学力偏差値による序列化、学歴社会が優れた人を育てることになるのか。
世界を見渡せば、多くの大学は学歴社会の機関ではなく生涯教育の一環として存在しています。
日本でもいよいよ「脱偏差値」、学校入試改革の必要性に迫られています。
知識を問う問題から考える問題へとシフトし、
生きるために必要な思考力を求める試験が目立ち始めています。
偏差値だけならば、人工知能でもハイスコアを取れてしまう時代です。
「偏差値が人間の力そのものではない」という当たり前なことに回帰し、
新しい選択肢を模索せざるを得なくなったのです。
偏差値をむやみに否定するだけではなく、
それに代わる未来の教育を創造することが大事。
尾木さんはその代案において、
個別教育を徹底して個性を育てることを重要視しています。
「オランダでは学校設立・運営・理念の自由が憲法で保障されています。
一律的ではない自由な教育で、個々人が好きなことを応援してあげるべきです。好きなことでこそ才能を発揮できますから」と言う尾木さん。
偏差値を基準に目標を定めるのではなく、
目標ありきで進むべき道を選ぶ。
進むべき道の選択は、
自分が好きなことが一番。
それが脱偏差値の一つの形。
尾木さんのお話から、そんな未来型教育が見えてきます。
さて、消えゆく運命にあるかのような偏差値教育ですが、
自分自身を成長させるためのバロメーターとしての「自分偏差値」ならば、
ありではないでしょうか。
他者との比較の手段ではなく、
自分自身を分析して最高のパフォーマンスを引き出すための尺度。
これからの偏差値は、自分に挑戦するための自分の中の偏差値に。
小川 和也
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