FUTURISM
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Kazuya Ogawa
Nao Minamisawa
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DATE
2017.10.22
ゲストは、LINE株式会社 取締役 CSMOの舛田淳さん。
『未来のコミュニケーションはどうなる?』
LINE株式会社 取締役 CSMOの舛田淳さんをお迎えし、
LINEが今考えていること、
これからのコミュニケーションツールについて、たっぷり伺いました。
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舛田淳 (@masujun) | Twitter
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FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら
SONG
LIST
New Soul
YAEL NAIM
コミュニケーション・ブレイクダンス
SUPER BUTTER DOG
Let's Write a Book
Field Music
あなたを保つもの
坂本真綾 & Cornelius
LINE株式会社 取締役CSMOの舛田 淳さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<コミュニケーションは生き物である>
いまや普及率はスマートフォンユーザーの95%を超え、日本のみならず世界にユーザーが広がるLINE。
意外にも、スタート当初は社内ですら酷評を受ける状況でした。
しかし、思いがけずに中東でヒットし流れが変わります。
宗教上の理由により昼間に街中でコミュニケーションをとることができない男女に支持されたのです。
このようなコミュニケーション欲求がLINE普及に火をつけました。
LINEはコミュニケーションを「トーク」と称し、オンラインであっても対面で話している状態に近づけました。
「コミュニケーションをとる目的は明確でなければならない。我々はそう思い込みがちでした。でも、LINEは雑談をしてもらう場にしようと。雑談こそリアリティで意味があり、たわいもない話が人と人との距離を埋めるものですから」。
LINEの生みの親である舛田さんは誕生秘話を振り返ります。
情報を整理しようとするとシグナルになるから、LINEはスタンプ含めてノイズで良い。
メールにはタイトルが必要だったけれど、溢れ出る感情の交換にはタイトルも要らない。
ノイズをも肯定するクイックな雑談(LINE)が、コミュニケーションの一形態となりました。
一方で、「コミュニケーションの手段は一つではありませんし、LINEが全てでもない。手紙であればじっくり書くことを考えますし、紙の手触りも貴重。用途も違うので、使い分ければいいんです」と語る舛田さん。
どうしたら相手にこの思いが伝わるのか、コミュニケーションが楽しくなるのか。それありきで手段はその次。確かにその通りです。
「コミュニケーションはGUI(グラフィック・インターフェイス)からVUI(ヴォイス・インターフェイス)へと向かい、音声の活用が当たり前の世界になります」。舛田さんの目線は、未来のVUIへ。
「スマートフォンは人間の構造上不自然です。下を向きっぱなしだったり、親指を頻繁に使ったり。スマートフォンが万能なツールとは言えないし、全てを賄えるわけでもない。それを補完するツールが必要なんです」。
そこで生み出したのがAIプラットフォーム「Clova」。
スマートスピーカー「Clova WAVE」を、生活の中でのバーチャルアシスタントに育てることが舛田さんの次なるチャレンジ。
「Clova WAVE」は音声で話しかけるとニュースや天気などの情報入手や家電の操作ができ、AIにより自ら学習して成長します。買ってからできることが増えるデバイスというのが未来的。
また新しいコミュニケーションのカタチが生まれる、そんな予感をひしひしと。
コミュニケーションの様式も手段も変わり続け、人と人の付き合い方も移ろい行く。
相手が居て初めて成り立つものであり、相手の反応は実にナマモノ。
コミュニケーションとは、まさにそのような「生き物」です。
生き物ゆえにとどまることを知らず、そのうちテレパシーという姿にもなったり。
コミュニケーションは、テクノロジーによって新しい姿を見せることでしょう。
小川 和也
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