FUTURISM
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Kazuya Ogawa
Nao Minamisawa
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ON AIR
DATE
2017.12.17
ゲストは、言語学者の金田一秀穂先生。
『まじ BAD入っちゃった...って何?!』
言語学者の金田一秀穂先生をお迎えし、
「世界一受けたい 未来の日本語授業」と題してお届けしました。
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FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら
SONG
LIST
Miriam (Peter Bjorn & John Remix)
Norah Jones
魔法のコトバ
スピッツ
You're All I Need To Get By
Mark Ronson
いちょう並木のセレナーデ
小沢健二
言語学者の金田一秀穂さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<言葉は愛を語るために>
古事記の時代に存在していたことははっきりしていても、日本語の起原は謎めいています。
長い歴史を持つ日本語ですが、現代社会において「乱れている」と指摘されがちです。
その典型が「若者言葉」。
若者言葉は乱れていると解釈すべきものなのか。言語学者の金田一さんに尋ねてみると、「若者言葉はつまり仲間言葉。乱れている、良し悪しというよりも変化しているだけの話です。いつの時代でも言葉は変化を続け、きちんと決まった日本語が出来上がった時代はないのです。業界用語も仲間言葉で、簡単、早い、誤解なく通じるならば、自分の気持ちを表現する良い道具ですよね。狭い範囲では深く通じる言葉です」と意外な返答。「ただし、仲間以外には伝わらないことには気をつけるべき」と付け加えます。
言葉は進化するものではなく変化するもの。
正解があるようでないのが言葉なのですよね。
では、一見「正解集」であるような辞書はどうなのでしょうか。
「辞書は権威ではなく、2つの意味を持っています。模範を示すもの、社会をそのまま写す鏡。良い言葉と悪い言葉を分けるものではなく、伝わるか伝わらないかが問われます」と、これまた思い込みを覆すような金田一さんからの返答。
伝わるか伝わらないかという観点では、漢字が読めれば2500年前の論語を読めてしまう。生き継いできた価値を噛み締めながら、大事な資産である古典を読むことができるのは幸せなこと。
ちなみに、金田一さんのおすすめは『論語』と『荘子』です。
これから、人工知能が言葉を理解し、語れる時代になります。
言葉の記憶と処理はお手の物。
人工知能の国語教師、人間よりも辞書通りに話すロボット。
人工知能社会における言葉の意味を考える機会が増えるでしょう。
人間が語る言葉と人工知能が語る言葉。
人工知能にどれだけ美しい表現や音声で愛を語られてもなあ…。
愛だけは、最後まで人間同士で語り合うものであって欲しい。
僕はそう思ってしまいます。
言葉は愛を語るために。
小川 和也
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