FUTURISM

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2018.01.21

ゲストは、柔道家の野村忠宏さん

『あと2年... 2020年の日本柔道界とは?』

柔道家の野村忠宏さんをゲストにお迎えして、
日本男子柔道の未来について、お話伺いました。


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FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Hold On
    Richard Ashcroft
  • Tiny Cities feat. Beck
    FLUME
  • Fire Escape
    Andrew McMahon
  • Still Fighting It
    Ben Folds
柔道家の野村忠宏さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<毎日ちょっとの負荷をかける>

野村さんは、アトランタ、シドニー、アテネオリンピックで柔道史上初、また全競技を通じてアジア人初となるオリンピック三連覇を達成した柔道家。

歴史的な偉業を成し遂げた野村さんですが、「身体も小さく、大学に入るくらいまでは強いどころか弱かった」と振り返ります。

お家芸とも言える柔道競技は「メダルを獲得して当たり前」と期待されがち。
オリンピックの大舞台、さらに2020年の東京開催は母国大会ならではのプレッシャーがかかるはず。
柔道の裾野が広がり世界中に強敵が増えており、厳しい戦いになること必至。
選手がそこで力を発揮するためには何が必要なのか。

野村さんはこのように語ります。

「柔らかさが大事、すなわち力を抜くことです。緊張感が高まる場面では簡単なことではないのですが、素晴らしい技は脱力の瞬間にこそ生まれるものです。試合で柔らかさを発揮にするためには心の余裕が求められます。本番を迎えるまでに、テクノロジーの力も借りながら心技体の全てを鍛え上げ、最高の準備ができた時に実力が発揮されます」。

野村さんはどのように「脱力する力」を磨いたのでしょうか。

「オリンピックは特別なものだと決めました。“なんとかなるさ”で実際になんとかなるほど甘くはありません。毎日オリンピックを意識しトレーニングを続け、それを積み重ねることによって世界で戦える自分をつくる。大事な場面で脱力して試合に勝つためには、強烈に意識してしっかり準備をすることです」。

「良い意味で力んで準備をすること」が、力を発揮しなければいけない場面で力まずに成果を出すためのコツ。
野村さんの経験は、スポーツに限らず役に立つはずです。

毎日強い負荷だと耐えられないけれど、ちょっとの負荷をかけてみる。
目標を毎日意識するだけでも良い負荷になるものです。
それによって身につけた脱力する力で目標をクリア!

小川 和也