FUTURISM

ON AIR DATE
2018.08.12

ゲストは、Jリーグ チェアマンの村井満さん。

Jリーグ チェアマンの村井満さんをゲストにお迎えし、
『世界が目標とするJリーグになるためには?』 というテーマでお話し伺いました。


FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Kiss Of Life
    Friendly Fires
  • If Love Is The Law
    Noel Gallagher's High Flying Birds
  • Hymnostic
    Big Red Machine
  • Dance To This
    Troye Sivan
Jリーグ チェアマンの村井満さんとの話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<本格的な育成改革>

誕生から25周年という大きな節目を迎えたJリーグ。
2018年 FIFAワールドカップロシア大会を終え、
再開したJリーグには、イニエスタ選手、フェルナンド・トーレス選手など、
「まさかJリーグに!?」というスター選手が加入してニュースを賑やかせています。

ワールドカップでスタメン出場した日本代表選手のほとんどが海外でプレーする選手。
世界レベルに追いつくためのJリーグのグローバル化。
村井さんはどのように考えているのでしょうか。

「ワールドカップロシア大会で予選を通過した16チームのスタメンの73%が、
 ヨーロッパのビッグ5のクラブに所属していました。
 優勝したフランスでさえ、11人中10名が他国のチームで凌ぎを削るメンバーで構成されているんです。
 だから、Jリーグでしっかり育てて、海外のトップリーグへ出して行く。
 同時に海外からトップ選手を招き、“Jリーグの中に世界をつくる”。
 そこでレベルアップした選手が海外へ行き、好循環させたい。指導者も同様ですね」。

選手をまとめる監督の強化も大きな課題。
森保一さんが日本代表監督に就任しましたが、Jリーグでプレーした選手としては初めて。
TOKYO2020オリンピック・パラリンピックを戦うU-21日本代表の監督も兼務。
若手の育成を通じて、日本代表、Jリーグの発展につなげます。

Jリーグ百年構想の一つ、地域活性もJリーグにとって重要なミッション。
佐賀県のサガン鳥栖に元スペイン代表選手フェルナンド・トーレスが加入した影響で、
7月のデビュー戦には1万7千人を動員。
なんと、人口7万人の小さな町の4人に1人がスタジアムに。
スター選手の加入も地域活性につながる証。

「クラブが地域に貢献するホームタウン活動は、1年間、54クラブで18000回ほど行っています。
 1クラブあたり約330回。実は、ほぼ毎日、各地域で活動しています。
 クラブが持つ食事や健康のノウハウ、発信力を活かし、
 医療、教育、町おこし、国際交流の役に立ちたいと」。
村井さんは、「Jリーグを使おう!」と呼びかけています。

そして、世界中のサッカー選手が目標とするJリーグになるためには。

「本格的な育成改革につきます。一流のプレイヤーを育てる育成プログラムが必要です。
 本格的にというのは、海外の本格的な相手と同じ目線で、しっかり現状の測定をして、
 ギャップを埋めるプログラムを具体的に立てる。世界がJリーグの中にあるようにし、
 世界に通用する選手を育てたい」。
未来のJリーグを世界レベルにすべく、村井さんは経営手腕を駆使します。

グローバル化が求められているのは、Jリーグに限らず企業も同じ。
企業の中にも世界をつくらなければなりません。

小川 和也