FUTURISM
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Kazuya Ogawa
Nao Minamisawa
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DATE
2018.09.23
ゲストは、
スポーツジャーナリストの青島健太さん。
スポーツジャーナリストの青島健太 さんをお迎えして、
価値観も気候も、昔とは全く違う!
「これからのスポーツ環境について」お話伺いました。
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FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら
SONG
LIST
Heavy California
Jungle
Entropy
Grimes×Bleachers
Just Once
Shura
Promises
The Boxer Rebellion
スポーツジャーナリストの青島健太さんにうかがった話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<みんなで過去を忘れる>
年々肌身で感じる気候の変化。
夏の酷暑が際立つ中、風物詩である高校野球、
2年後のこの時期に開催されるTOKYO2020を不安視する声も増えています。
たとえばマラソンは、朝7時に新国立競技場をスタートすると、
10キロ過ぎには「熱中症予防運動指針」でいう「厳重警戒レベル」に相当するという予測もあります。
「都心部では赤外線を反射する遮熱性舗装を施して、熱がそこにとどまらない技術を導入し始めています。
夜になると路面温度を下げ、最大で8度くらい下げられます。
マラソンコースの温度を少しでも下げる工夫のひとつですね」。
ひとつの策で解決する問題ではないので、そのような技術、知恵、
複合的な改善策の精度を上げて挑まなければなりません。
青島さんはプロ野球を引退された後、オーストラリアで日本語の教師をしていました。
「私が居たメルボルンが州都のビクトリア州は、夏の日中の気温は軽く40度を超え、
暑い日には45度を超えることもありました。ドライヤーの風が吹いているようでした。
学校のスポーツもインドアの競技に限られ、小学生でもサングラスや日焼け止めは当たり前でした」。
オーストラリアのような気温になると、日本でもサングラスをかける小学生の姿が
一般的になるかもしれません。
今年の夏の甲子園、各地の予選では日中の暑い時間帯を避け、
試合を夕方から夜にかけて行なったところがありますが、
高校野球をこのまま酷暑の中で開催することはよいのでしょうか。
「高校野球を北海道でやったらいいと考えています。
涼しさ、観光の観点でも良い場所です。ただし甲子園の場の力で、
簡単に移転ができないのも実状ですね」。
ではそもそも、夏ではなく冬に開催すればよいのでは?
「そのような自由で縛られない発想は大事ですね。ただ、球児も応援する人も夏休み。
歴史と伝統の問題。夏に開催する背景にあること。事情はいろいろとあります。
開催時期を変えられないのであれば、連戦の疲労などを配慮し、
2イニング減らして7イニングにするのも一案ではないでしょうか」。
これからのスポーツ環境をもっとよくするために必要なことは何でしょうか。
「スポーツをやっていると成功体験があり、時間が経ってもそれで成り立つ。
でも、時代は劇的に変わりました。象徴的なのが暑さ。現役で野球をやっていた頃は、
暑いなあと言っていたのが30度くらい。いまは違うレベルの暑さ。
昔の方法論や経験は通用しない。この時代に合った感覚の新しい対処をつくらなければならない。
最近のスポーツ界の不祥事も、昔のやり方、方法論、価値観に固執し、
いまの方々と全くコミュニケーションがとれていなかったり、一方通行になってしまうことが原因。
みな昔のことは忘れて、いまこの時代に何が必要なのかというテーマの上に乗って、
やるべきこと、未来に必要なことをこの時代の中で考えることが求められています」。
これぞ、青島流スポーツ環境学。
変化に従順に、聞く耳を持つ。
世代をまたいだコミュニケーションで考え方を上書きする。
スポーツに限ったことではありませんね。
小川 和也
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