FUTURISM

ON AIR DATE
2018.11.25

ゲストは、株式会社R-proの 代表取締役 岡本ナオトさん

『自然災害に挑む! 防災テクノロジーの最前線とは?』

ボウサイ×テクノロジーがコンセプトのWEBマガジン
「SAIBO TECH」など、最新の防災テクノロジーについて伺いました。

SAIBO TECH 【ボウサイ×テクノロジー】

FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら

SONG LIST

  • Feel Your Weight (Poolside Remix)
    Rhye
  • Mirror
    Ider
  • Sunflower
    Post Malone & Swae Lee
  • Little Light
    Amos Lee
株式会社R-pro 代表取締役の
岡本ナオトさんにうかがった話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<自分が居る土地を理解する>

岡本さんはボウサイ×テクノロジーをコンセプトに
情報発信をするWEBマガジン「SAIBO TECH」を展開し、
防災に関わるテクノロジーなどの情報を幅広く紹介しています。

「防災の必要性を分かってはいるけれど、
 やれていない人の間に立ったコミニュケーションデザインに取り組んでいます」。

防災に興味がない若年層にもデザインの力でお洒落で身近なものにしたり、
子供向けに遊びながら学ぶ「防災すごろく」を考案している岡本さん。

災害の恐ろしさを煽るだけではなく、
自分ごとにするためのコミニュケーションデザイン。そこにテクノロジーを活用する余地があります。

「防災×テクノロジー」には、どのような可能性があるのでしょうか?

「テクノロジーが活躍する場面は、被災直後はなかなか難しく、
 被災する前の防災、減災行動を促す側面で有効」だと考える岡本さん。


「SAIBO TECH」で紹介する「防災×テクノロジー」情報は、そんな側面で活躍するもので、
科学技術に限らず、特定の分野における知識の実用化をドメインにしています。

筒状の形をした「MINIM+AID」は傘立てにも置けるため、置き場所に困らない防災バック。

非常食として役に立つ梅干しを携帯する「備え梅」は、お守りのように持ち歩けるかわいいアイテム。

空気を用いて電力を生み出す「エイターナス」は空気電池で、スマートフォンだと54回も充電できます。

僕と南沢さんがお土産でいただいた「LOOPS」は、
パラシュートのコードとして使用されるパラコードでできた丈夫なロープで、
物干し、着火剤、靴ひも、止血帯などに変わる優れもの。普段はブレスレットとして身につけておける、
まさにコミニュケーションデザインが表現された一品。

岡本さんが防災を身近なものにするための鍵とするのは、
自分が居る土地を理解する、すなわちリスクを理解しておくことです。

災害時の影響や避難場所を把握しておくことはさることながら、
最後は人と人の助け合いだと僕は考えます。
古いようで未来に必要なのは、実はご近所付き合いだったりするのかもしれません。

テクノロジーへの過度な期待以前に、人と人のコミュニケーションを深めることも
コミニュケーションデザインではないでしょうか。

小川 和也