FUTURISM
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Kazuya Ogawa
Nao Minamisawa
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DATE
2018.12.23
ゲストは、スマートニュース メディア研究所所長の瀬尾傑さん。
「テクノベート時代が 生み出したモノとは?」
テクノロジーという視点から、2018年を振り返りました。
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スマートニュース株式会社 | SmartNews Inc.
SONG
LIST
Losing You
boy pablo
Radio Ga Ga
Queen
Is Magic Gone
FKJ
All I Want For Christmas Is You
Jamie Cullum
スマートニュース メディア研究所 所長の
瀬尾傑さんにうかがった話を通じて見つけた、未来を創る鍵。
それは、
<スローニュース>
長いこと、大手出版社で情報発信してきた瀬尾さんですが、
ニュースを配信するテクノロジー企業に転身。
「ニュースは社会を良くしていくためにあるもの。
ところが最近、フェイクニュースやフィルターバブルのように、嘘のニュースが蔓延したり、
自分たちにとって都合の良いニュースばかりが流れていたりと、
ニュースが社会を良くするどころかむしろ社会を悪くしているんじゃないか、
社会を分断しているんじゃないかと。これをなんとか元に戻したい。
ニュースが社会に役立つという原点に戻したい」。
そのためにはニュースが一番流通するネットの世界に身を置き、
テクノロジーの力でニュースを変えたいという思いが、瀬尾さんが転身した原動力。
今年もたくさんのニュースがあり、特にテクノロジーにまつわる話題量が一気に増えました。
瀬尾さんと振り返るこの一年のニュース。
瀬尾さんは、どのようなニュースに注目し、どのような捉え方をしているのでしょうか?
「子供が、交通量が多くて見通しの悪い交差点へ飛び出しそうになった時、
危ないから飛び出すな、左右をよく見ろと言いますよね。
これ、情報も同じなんです。ネットの世界は交通量の多い交差点と一緒で、
むちゃくちゃ色々な情報が流れているんですね。だから、そこに入っていく時に、
最初に見た情報に飛びつくのではなく、まずは飛び出さず、ゆっくりと判断してください。
それと、右と左をよく見てください。様々な種類の情報があるので、
右の情報も左の情報も、上の情報も下の情報も全部見て、その中で判断してください」。
ネット上には大量の情報が溢れ、中にはフェイクニュースも紛れている。
車を運転するように、それらのニュースを吟味していくドライビングテクニックが求められます。
「スローニュースとファストニュースがあり、僕はスローニュースを提唱しています。
もっとゆっくりしたニュースが必要だと。
例えば、事件や事故が発生したことを追いかけるのではなく、発掘するニュースです。
自分たちで掘り起こすニュース。そうしないと発掘されないニュースなんですね。
独自のニュースで、プロがすごく手間をかけなければいけないし、お金もかかるけれど、
情報として確度が正しいし、社会的意味がある仕事なんですね。独創的なので、価値もある。
ファストニュースの価値がどんどん下がっている中で、新しいニュースの価値がつくられていない。
ニュースの価値を早さではなく、深さで測るようにしたい」。
それが、ニュースを社会に役立つものにするために、瀬尾さんが考える鍵です。
小川 和也
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