FUTURISM
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Kazuya Ogawa
Nao Minamisawa
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DATE
2019.02.10
ゲストは、国際政治学者の三浦瑠麗さん。
超高齢化社会を迎える日本...世界との関係はどうなる?
今回も、「2025年問題」について考えました。
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FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら
SONG
LIST
I Feel Energy (With Amber Mark)
Dirty Projectors
By Your Side [Neptunes Remix]
Sade
Adrienne & Adrianne
Vulfpeck
I WAS IN LOVE feat.細美武士
FPM
たった6年の間に押し寄せる「2025年問題」。
解決のためには、政治や政策の目線は欠かせません。
今回は、国際政治学者の三浦瑠麗さんと一緒に、国際政治の観点から未来をつくる鍵を探します。
高齢化社会も、日本人が長生きできるようになった点では素晴らしいこと。
マイナスばかりではありません。
一方で、高齢者や介護を必要とする方が増え、人口減少に伴い労働力は不足します。
「どんなに介護現場にロボットを入れて、いろんなところでAIを活用したとしても、
最後、人の手が重要になってくると思うんですね。介護業界は人手不足と言われている。
そこで外国人労働者に頼るということも考えられるのですが、
いまのような労働環境では持続可能ではない。環境の改善とセットだし、
テクノロジーを採用するには初期投資が必要。介護の仕事は身体的負担もかかるので、
介護用スーツなどの導入が望まれます」。
AIやロボットが労働力不足を補うとしても、人間の力は欠かせません。
ぬくもりのないロボットしかいない施設のお世話になる…なんだか気が進みません。
特に介護現場では、人間が人間を支えることの意味はあると考えます。
だからこそ、人間にとって働きやすい環境をテクノロジーの力も借りて再構築しなければなりません。
2025年まで残された時間は少なく、待ったなし。
切羽詰まる中、私たちにできるチャレンジは何なのでしょうか!?
「政治が変わりにくい原因は、それに責任を持つ族議員が少ないということがあって、
特に健康政策をやならければならないというインセンティブを持つ人が存在しないんですね」。
政治をよりよくしていくことは不可欠ですが、それを待っていたら手遅れになりそうな現状。
だからこそ、アントレプレナーシップを持った人がイノベーションを起こし、
社会課題解決にチャレンジする必要があります。
「東大病院を飛び出して起業したりするような方が、何人もいます。
日本は、古い組織ほど変わらないんですよね。わかっている人は中にいるんですが、
一人で組織を変えられないとすれば、外部から変えるしかないということで、
そこに日本の財政難などが組み合わさって、そういう人たちの仕事を奪わないように、
政府が使いやすいサービスの導入を手助けしていく必要があります」。
アントレプレナーシップを阻害せずに、長い目で育てていく。
官と民が一体となってイノベーションを起こす構造をつくらねば、
「2025年問題」を乗り越えることはできません。
三浦さんが考える、2025年問題を解決する鍵とは。
「中央集権をやめることです。地方に分権して責任主体を明確化して、
中央が人々の生き方にあれこれ指図するのではなく、かつ、みんなが自分自身の責任を持って好きに働く。
80歳でも90歳でも、お金を稼ぎ続ける。
そういう社会が2025年問題を解決してくれるのかなと思います」。
批判だけではなく当事者意識を持ち、自分回帰する。
他責だけではなく、ひとりひとりが自分自身、身の回りから変えていく意識を持つことが、
2025年問題の解決につながるのでしょう。
小川和也
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