FUTURISM
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Kazuya Ogawa
Nao Minamisawa
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DATE
2019.09.15
ゲストは、
株式会社 未来の図書館研究所所長の永田治樹さん。
『図書館は、本を借りるだけの場所じゃない?!』
世界の図書館事情に詳しい、
株式会社 未来の図書館研究所所長の永田さんをお迎えして、
「図書館の未来」についてお話し伺いました。
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株式会社 未来の図書館研究所
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FUTURISM813 (@futurism813) インスタグラムは こちら
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LIST
FLOWER MOON
Vampire Weekend feat.Steve Lacy
FINLANDIA
JUKKA PERKO / IIRO RANTALA
TOKYO
THE BOOKS
THE LOOK OF LOVE
SHELBY LYNNE
フィンランドには737の公立図書館があり、
年間190万人もの人々が本を借りている図書館利用率が高い国。
そのフィンランドのヘルシンキにあるOodi(オーディ)が
2019年度の「Public Library of the Year」に選ばれました。
17,000平方メートルの広大な敷地に佇む北欧デザインの美しい建築、
独特な曲線美を描く天井の下にある約10万冊の本や資料、館内にはカフェや映画館。
人々が交流するリビングルームをコンセプトとした
Oodiならではの居心地、文化の発信地としての存在感。
長年、大学で図書館の研究者として活動し、
現在は株式会社未来の図書館研究所所長の永田治樹さんは
「1970年代以降に作られた日本の図書館は、本を収納して置いてある場所」
としての色彩が強いことを指摘します。
紀元前から存在する図書館。
グーテンベルクによる印刷技術の発明により、書籍として誰もが手に届くものとなりました。
利用が貴族や研究者などに限られた図書館も、それに伴い、
無料で知識を平等に得ることができる公共性の高い場所に。
「公共図書館がどのようにできたかを考えておきたいのですが、
19世紀のイギリスやアメリカで質の高い労働力を育成し、
健全なコミュニティの発展のために作られたんですね。より良い人材、
ソーシャルキャピタルといったものが必要だからこそ出来ました。
将来どのような図書館が必要になるかを考えた時、ここに戻ってきて、
平等に学べ、ソーシャルイノベーションに寄与するような図書館でなければなりません」
と永田さんは考えます。
全ての人々の教育文化のアクセスの平等、
生涯学習や能力開発の機会、民主主義や表現の自由の担保。
図書館の未来の鍵はそこにあります。
小川 和也
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