FUTURISM

ON AIR DATE
2020.03.15

進化し続けるテクノロジーに
人間の脳はどう対応して行く?

小川和也&南沢奈央がナビゲート!FUTURISM。

今週のゲストは、脳科学者の中野信子さん

テーマは「未来を見据えた脳のしつけ方」。

進化し続けるテクノロジーに人間の脳はどう対応して行くのか?
人間の脳の未来についてたっぷりと伺いました!



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【〜番組からお知らせ〜】
番組ではみなさんからのメッセージを募集しています!

3月29日放送の
メッセージテーマは「あなたが未来に欲しいもの」。

未来にこれが欲しい!これがあったら便利! こんなのがあったらいいな! などなど
あなたが未来に欲しいものを是非教えてください!

番組ホームページのメッセージフォーム、またはコチラから!

SONG LIST

  • What Kinda Music
    Tom Misch & Yussef Dayes
  • Nice Guys
    Easy Life
  • ゴーイング・ゼロ
    Flipper's Guitar
  • The Look Of Love
    Ahmad Jamal
  • A Strong Move For Truth feat. Nadine Charles
    DEGO
テクノロジーは次から次へと世界をアップデートするので、
それに対して恐怖心が芽生えるのが人間。

「脳が新しいものに怖がることに対して打ち勝とうとしている人はそもそも打ち勝っています。
怖がってしまう原理は“認知負荷”というもので、新しいものを見るとショックの感情が先に立ち、
負荷が大きい。その結果、私たちは安全に生きて、
生き延びてこられたのですが、受け入れられるためには
この認知負荷を下げてあげることが重要ですね」。

予期せぬことと直面した時に、それが正常の範囲だと自動的に認識する
「正常性バイアス」もストレスを回避するための脳の働き。

記憶の容量に負荷がかかり過ぎることが苦手な脳と、
変化のスピードを上げ続けるテクノロジーの向き合い方が
問われていると指摘する脳科学者の中野信子さん。

「これから脳科学で注目されていくのは人と人とのインタラクション、
集団心理」だと中野さんは言います。

一人一人の脳の構造が次第に明らかになっても、
人と人との関わりの中で作用する人間の脳はまだ謎だらけ。

謎多き人間の脳の未来、しつけるための鍵は
「ネガティブを飼いならすこと」だと中野さんは考えます。

「ネガティブだと思っているものこそ自分にとって大事なものです。
不安、妬み、痛み、嫌悪、無気力。これがあるから私たちは生命を維持できるのです」。

ネガティブな気持ちの存在をまずは認めることから始め、生きるための原動力とする。

それにしても、脳の謎、未来は果てしない!

小川 和也