夫婦って何?という映画
「永い言い訳」
「ALL GOOD FRIDAY」、先週からはじまりましたね!なんか楽しそう。稲葉くんかわいいね、僕の孫くらいの歳でしょう?しっかりLiLiCoさんに可愛がってもらって下さい(笑)
改めて、この「CINEMA CIRCLE」は、私、大倉眞一郎がJ-me の部員のみなさんと一緒に創るプログラムです。毎回テーマを決め、それをもとに色んな映画をご紹介しているのですが、このコーナーは部員のみなさんのコメントが重要です。まずは部員になって頂き、ぜひ、コメントにも参加してもらいたいと思っています。
今日のテーマは・・・「夫婦って何?という映画」です。
「わからないよ、夫婦って。私35年くらい結婚していますけどね、わからない。」(部長)
●Boodlesさんが選んでくれたのは「おとなのけんか」
「ロマン・ポランスキー監督作品、アメリカが舞台の映画なんですが、アメリカでは撮影できませんでした。『ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリー。子供のけんかをおさめに行くのですが、それがだんだん大人の喧嘩になってしまい、夫婦の間もややこしくなっていくという。そういう映画です。結婚したことがないのでわかりませんがw』というコメントを頂いています。おもしろかったね、これ。コメディ映画といってもいいくらいです。」(部長)
●たかちゃん、Daisanさん他が選んでくれたのは「ローズ家の戦争」
「マイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナー。『この映画を見た当時は、しばらくは結婚をしたい気持ちがなくなりました。』とたかちゃんからコメントを頂いています。ね、すっごい戦いになる、皿が飛ぶ、縦じゃなくて、横に飛ぶんです。」(部長)
●アマトアマさん、七瀬さん他が選んでくれたのは選んでくれたのは「キャタピラー」
「これは沈んじゃう映画だった。『戦争から戻ってきた夫。しかし戦争で負傷し変わり果てた体に。声も出せない夫に無理心中を図ろうと妻シゲ子。寺島しのぶさんが妻を熱演しています。』とアマトアマさんからコメントを頂いています。若松監督のすさまじいエネルギーを感じる映画でした。」(部長)
その他、ゴマチンさん他「クレイマー、クレイマー」、つきねこさん他「グリーン・カード」、SO-RAさん、メガネ番長さん他「ゴーン・ガール」、らくださん他「フレンチアルプスで起きたこと」などがあがっていました。たくさんのご参加ありがとうございました!
そして、今回部長が今回選んだ映画は、「永い言い訳」です。
「原作、脚本、監督のすべてを手がけたのは、『ゆれる』、『ディア・ドクター』、『夢売るふたり』の西川美和さんです。この小説、発売されてすぐ読んだ。しんどい、実は1箇所、心臓が鷲掴みされるようなところがあるんですね。最後は新幹線の中で読んだのですが、ボロッぼろ、ボロッぼろ、涙が止まらなくなっちゃって。それを新幹線の中で顔を隠しながら読んだという、そんな作品が原作の映画です。西川美和さん、『この作品が自身の集大成』だと、そこまでおっしゃっているんですね。素晴らしい、西川さん愛しています。尊敬しているというよりも。お会いしたい。どこかでそういう機会を誰かつくって頂ければと思います。
主演は、本木雅弘さん。『おくりびと』以来7年ぶり。本木さんは小説家を演じているんですね。奥さん役の深津絵里さんはバス事故で亡くなってしまう。でも全然泣けない、悲しいという感情も湧いてこない。また書けなくなる。どうする?自分の話を書くしかないんじゃない?ふざけんな、バカやろう!そんなもん売ってどうするんだよ!という中、奥さんの親友だった方も一緒にバス事故で亡くなっているのですが、親友の旦那さんとその子供となぜか関わりをもってしまう。うっとうしくて近寄ってほしくないと最初は思っていたのですが、だんだん気持ちが変化していく。最後のあたりは本木さん7キロ体重が落ちています。まるまる1年かけて撮った映画なんです。そのくらい力を入れて西川美和さん撮っています。」(部長)
そして、この番組と連動した映画のコラムも、引き続き毎週アップしていきます。
今回は、「築地ワンダーランド」を選びました。
どうなるんだという大倉の怒りも込められているのでコラムもぜひチェックして下さい。
来週テーマは・・・「天才が登場する映画」です。
たくさんのご参加、書き込みお待ちしています!
そして、すでにお知らせしていますが、私もグッと魅了された映画、「ジュリエッタ」の試写会を来月開催します!
【試写会情報】
「J-WAVE J-me SPECIAL PREVIEW「ジュリエッタ」
日時:11月2日(水) 18:30開場/19:00開映
会場:スペースFS汐留
この映画「ジュリエッタ」の試写会に、J-me 会員、75組150名様をご招待します!
ご応募はこちらから。
J-me CINEMA CIRCLEの部員は当選確率がグッとあがります。ぜひ部員なってください!!
ご応募、お待ちしています!!!
永い言い訳
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、突然のバス事故により長年連れ添った妻、夏子を失う。しかし、妻を亡くして悲しみにくれる夫を演じることしかできなかった。ある時、幸夫は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会う。幸夫と同じように妻を亡くしたトラック運転手の大宮は、2人の子どもを遺して旅立った妻の死に憔悴していた。その様子を目にした幸夫は、兄妹の面倒を見ることを申し出るのだが…
西川美和監督が直木賞候補作にもなった自著を映画化。主演は、西川監督と初タッグとなる本木雅弘。さらに、深津絵里、黒木華、池松壮亮などが出演。
10月14日(金)全国ロードショー
配給:アスミック・エース
公式サイト:http://nagai-iiwake.com/
(C)2016「永い言い訳」製作委員会
大倉眞一郎 おおくらしんいちろう
1957年熊本生まれ。80年慶應義塾大学文学部東洋史学科卒業。大学では印度哲学を独学。同年、広告代理店電通に就職。88年J-WAVE開局に関与。その後97年までロンドン駐在の後、電通退社。同年10月からアジア各地をカメラ片手に旅して回る。その後、広告会社「タイノス」を設立。ユニクロのすべての広告活動を手がける。2007年9月タイノスを解散。再びアジアをプラプラすることになる。ヨーロッパ勤務中に身につけた世界市民的視野に期待。2003年09月に木楽舎より写真旅行記「漂漂」を出版。怒れるオヤジと称されるが、その語り口はソフトで定評がある。