2016年、一番よかったと思う映画
2017年になりました。私は年男、今年還暦を迎えます。ちなみに、J-WAVEのナビゲーターで還暦を迎えるのは僕だけではありません。
今週のテーマは・・・「2016年、一番よかったと思う映画」です。
●Tokaci annkoさんからは「SCOOP」
「『なんだか時間を弄んでしまった時に観に行った作品ですが思いがけず面白かった。福山さんが汚れ役でもやっぱりかっこいいのがにくい。』ということですが、私もまったく同じ体験をしました。時間あまっちゃった、どうかなと思いつつも福山さんかっこいいじゃないですか、好きなんですよ実は。で、行ったら意外にいいじゃないかと。まったく同じ感想でした。」(部長)
●とももり34さんからは「ぼくのおじさん」
「『何度もふいて、楽しめました!面白かった!笑いたい時は見たらいい映画!』だそうです。だそうですどころじゃなくて、これをテーマに9時間特番やりました。本当にいい映画なですよ、DVD、Blu-rayになれば観て頂きたいです。」(部長)
●「オデッセイ」には、イチゴスペシャルさん、やまねこまうさん、ジェイさん、ハルさん、masatoさん他多数から!
●「ROOM」には、a_key_of_lifeさん、キイロさん、なのはなさん他からも!
●これは圧倒的でした。「君の名は。」には、シェリーナさん、G・SMILEさん、イーハトーブのフジロッカーさん、ボコのパパさん、子連れサラリーマンさん他多数から!
たくさんのご参加ありがとうございました!!
そして、今回部長が選んだ「2016年、一番よかったと思う映画」を3つ発表します。
まずは、「この世界の片隅に」です。
「普段の生活の中に、突然非日常っていうのもが現れてしまう。突然飛行機が爆弾を落としにやってくる。のんさんが、非常に感情を込めているような、いないような、まさに自然体というんでしょうか。すっと入ってきた。実際に彼女が声をのせているんだってわかるんだけど、それに違和感がなかった。ぜひ観て頂きたいです。」(部長)
続いては、「怒り」です。
「これは出演陣が非常にそろっていたという事もあって、それだけでも話題になっていた映画ですが、中身がこかったですね。怒りっていつも形になっているわけじゃない。何に対して、誰に対して怒っているかわからない事っていうのも沢山ありますよね。悲しみ、孤独感、社会との違和感、そういうモノがない交ぜになって、どこにどうしていいのかわからない怒りがこの映画の中に渦巻いていた。これはなかなか作れない映画だろうと正直思いましたね。出演者すべて名演でした。人間をまさに撮った映画です。」(部長)
そして、「TOMORROW パーマネントライフを探して」
「メラニー・ロランが監督、製作も関わっていました。すごいインパクトなんだけど軽やか。私たちが今直面しているありとあらゆる問題について、こうすれば解決してくれるかもしれない、できるかもしれないという事例を次々に紹介してくれます。いろんな心のドアをノックしてくれる。驚きの連続でした。この映画は試写会を開催したのですが、『素晴らしい映画だったけど、あまりにも沢山の提案があって1回では消化しきれなかったので、もう1回行きます。』と言っていた方もいらっしゃいました。大ヒットを望んでいます。今も公開中です。ぜひご覧になって頂きたいと思います。」(部長)
そして、この番組と連動したコラムでは、邦画、外国映画、それぞれ10作品を紹介しています。つまり、ベスト10を無理やり私がつけました。ものすごく悩みました。順位をつけるのは不可能ですよ。そんな不可能な事をやっているので、そこのところは訓で頂ければと思います。また、1月7日公開の映画『The NET 網に囚われた男』についても書いています。コラムもぜひチェックしてください!
では、来週のテーマを発表!
テーマは・・・
「映画も原作も素晴らしい作品」です。
みなさんのご参加、書き込みお待ちしています!
大倉眞一郎 おおくらしんいちろう
1957年熊本生まれ。80年慶應義塾大学文学部東洋史学科卒業。大学では印度哲学を独学。同年、広告代理店電通に就職。88年J-WAVE開局に関与。その後97年までロンドン駐在の後、電通退社。同年10月からアジア各地をカメラ片手に旅して回る。その後、広告会社「タイノス」を設立。ユニクロのすべての広告活動を手がける。2007年9月タイノスを解散。再びアジアをプラプラすることになる。ヨーロッパ勤務中に身につけた世界市民的視野に期待。2003年09月に木楽舎より写真旅行記「漂漂」を出版。怒れるオヤジと称されるが、その語り口はソフトで定評がある。