J-me CINEMA CIRCLEの部員のみなさんと一緒に創るシネマプログラム

CINEMA CIRCLE

June 23 2017

好きなゾンビ映画

「ディストピア パンドラの少女」

今日のテーマは・・・「好きなゾンビ映画」です!

●さらままさんから頂いたのは「ウォーム・ボディーズ」
「『アバウト・ア・ボーイズに出てたニコラス・ホールト主演のゾンビ映画。ゾンビだけどラブ・コメディなところが大好きです。』はい。これ2013年の作品ですね。どうなるんだろうこの映画と思っていたら、すっかり気に入っちゃてたんですね。この映画下敷きになっているのは、なんとロミオとジュリエットらしいです。もちろん完全に別の人が書いているのですが、観ている間、そんなことは夢にも思わなかったのですがそうらしいです。」(部長)

●ひゃる吉さんから頂いたのは「高慢と偏見とゾンビ」
「『昨年くらいに公開された映画ですが。「高慢と偏見」という200年くらい前のイギリスを舞台にした恋愛小説が元になっているらしく、始まりはなにやら時代がかって格調すら感じられるのですが、半ば過ぎからなぜかゾンビが大活躍!(笑)』はい。高慢と偏見、ご存知ですよね?あれをベースにして『高慢と偏見とゾンビ』という小説を書いた人がいるんです。それが映画化されたんです。実は映画を観ていても高慢と偏見そのままじゃん、と。そのくらいにガッチリ作っているです。本当に格調高く、ここまでセットを組みましたねと思いました。」(部長)

●「死霊のはらわた」には、はじパパさん、かずひさ♪さん、ケロです。さん他多数から!
●「ペット・セメタリー」Boodlesさん、きりんこさん、オランチョさん他多数から!
●「バタリアン」あるふぁさん、まうじろうさん、sugiyukaさん他多数から!

今週も、たくさんのご参加ありがとうございました!!

そして、今回部長が選んだ「好きなゾンビ映画」はなのはなさん他多数があげてくれた、「ディストピア パンドラの少女」です!!

「厳密にいうとゾンビ映画じゃないんですが、観た目は完全にゾンビ映画なのでカテゴリーに入れてあげてください。試写に行くとパンフレットをもらうのですが、カズオ・イシグロmeetsウォーキング・デッド!と書いてあって、なんでカズオ・イシグロなのって思ったのですがでだしでわかりました。学校らしきところで授業を受けている子ども達がいる、ただその子ども達は全員が車椅子に座らされて頭も動かせない。でも、授業はちゃんとやっている。意味がわかんない、というところがカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」と何か繋がったんだろうなと思うですね。でもね、そのくらい深みがある。ただのゾンビ映画と思わないでください。
ある菌におかされた人間が今地球上に大多数を占めている。そういう状態です。で、一部だけ重武装をした兵士達が守っている地域が世界中にいくつかある。ただそこも襲われて倒されるのは時間の問題じゃないかと、というところから大変なことになる。じゃ、なぜ子ども達は生かされているのか…。
どうおさめるのかと思ったら、いい終わり方をする。非常によく練られたゾンビ映画です。私としては、ゾンビ映画の歴史の中に数えられる1本になると思っているので、ゾンビ映画かよ、と避けないで足を運んで下さい。」(部長)

映画「ディストピア パンドラの少女」は7月1日(土)公開です。

そして、この番組と連動した映画のコラムも毎週アップしていきます。今回は、「しあわせな人生の選択」について書いています。余命宣告映画です。これも軽い映画じゃない、力を入れて書きました。コラムもぜひ読んで下さい!

さて、次回はは最終回です。テーマは「どうしてもみんなに観て欲しい映画」
みなさんのご参加、書き込みお待ちしています!!

ディストピア パンドラの少女

社会が崩壊した近未来。イングランドの田舎町にある軍事施設には、ウィルスに感染しても見た目が変わらず思考能力も保ち続けるセカンドチルドレンたちが収容されていた。全世界を救うため彼らからワクチンを作り出すべく研究が進められていたのだが、その中には知能を持つ少女が…。

7月1日(土)より全国ロードショー
監督:コーム・マッカーシー
脚本:M.R.ケアリー
出演:ジェマ・アータートン、パディ・コンシダイン、グレン・クローズ、セニア・ナニュア
配給:クロックワークス 公式サイト:http://pandora-movie.jp/
(C)Gift Girl Limited / The British Film Institute 2016

大倉眞一郎 おおくらしんいちろう

1957年熊本生まれ。80年慶應義塾大学文学部東洋史学科卒業。大学では印度哲学を独学。同年、広告代理店電通に就職。88年J-WAVE開局に関与。その後97年までロンドン駐在の後、電通退社。同年10月からアジア各地をカメラ片手に旅して回る。その後、広告会社「タイノス」を設立。ユニクロのすべての広告活動を手がける。2007年9月タイノスを解散。再びアジアをプラプラすることになる。ヨーロッパ勤務中に身につけた世界市民的視野に期待。2003年09月に木楽舎より写真旅行記「漂漂」を出版。怒れるオヤジと称されるが、その語り口はソフトで定評がある。

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