Jan. 26 2018
戸賀バイブル~20代に読んでほしいオススメの本~
稲葉友が、ワンランク上の、オトナなファッションやライフスタイルを教わりながら、ココロもカラダ(外見)もオトナになっていく、なれたらいいな・・・というコーナー『nano・universe DRESS 'YU' UP』!
心強い助っ人で、アドバイザーは、人気メンズファッション誌「メンズクラブ」の前編集長で、現在は、ナノ・ユニバース メンズディレクターのの戸賀敬城さん。
今週のテーマは、「戸賀バイブル~20代に読んでほしいオススメの本~」
戸賀さんが、10代後半?ごろから読み始めて、今でも数年に一度は読み返す、「ココロの師匠」とも言うべき、戸賀さんの精神的なベースを作ってくれたような愛読書をご紹介。
題して、「戸賀バイブル」!!
◆戸賀バイブルその1…五木寛之著「雨の日には車をみがいて」
『放送作家の卵だった主人公の男性が出世と恋を重ねるたびに、車を乗り換えて人生を歩んでいく、9台の車と9人の女たちの物語。』
戸賀さん曰く、「車好きの自分と、ボク自身の生きている時代とあいまって、自分の人生を思わず重ね合わせてしまう」。主人公は、何かに行き詰まったりすると、車を走らせたりひたすら車をみがいて、自分を見つめ直している。そんな姿も自分に重なるのだとか。
主人公は車のランクが上がるにつれて、出逢う女性・恋に落ちる女性のランクも上がり、クセも強くなる(笑)。それほどに忘れられない恋となっていく…。この本から戸賀さんは、女性への接し方、距離の取り方、会話運び、処世術や成り上がり術を学んだそうです。
◆戸賀バイブルその2…大藪春彦著「汚れた英雄」
『イケメンの孤独な二輪のレーサーである主人公が、日本を制覇、世界に進出し成りあがるストーリー。』
1979年にシリーズがスタート。今からおよそ40年前の本で、映画化もされています。
戸賀さん曰く、「雨の日には車をみがいて」よりも、より骨太な成り上がり物語。「この本には、男の美学が詰まってる!」そうです。
2冊とも、引っ越しのたびに、処分したり誰かにあげたりしつつも、また買って年に1回は読み返してるそうです。戸賀さんのルーツが垣間見える2冊のバイブルでした。