May. 18 2018
『GQ JAPAN』編集長 鈴木正文さん PART2
クルマ、ドライブにまつわるライフスタイルを提案していくコーナー『BMW Tokyo DRIVING DAYS』
毎回、クルマ、ドライブのエキスパートが登場して、その楽しさを伝えてくれます。
今週もメンズファッションや、時計、クルマなどの最新情報を提案している雑誌『GQ JAPAN』の編集長、鈴木正文さんが登場!
車の魅力についてお話しいただきました。
◆運転は環境との対話
「用事のあるところに行くだけなら、車じゃなくてもいいんです」と語る鈴木さん。鈴木さん曰く、車で移動することの醍醐味は、「機械との対話を楽しむこと」なんだそうです。
車は運転する人によって様々な使い方ができます。ハンドルを持った時の感覚も十人十色。走るルートも、真っ直ぐな道やクネクネと曲がった道など、いろいろな種類があります。そういった道路環境や周囲の環境に合わせた運転をしていくことで、車を通して環境と対話をしている、とのこと。自分の運転や操縦の仕方で目的地まで行くプロセスを楽しみつつ、自分と向き合い、知的能力や身体をコントロールして、能力を開発していく楽しさを知ってほしいと語っていました。
◆ブランドを理解すると人生が豊かになる
鈴木さん曰く「ブランドの世界観を理解することはとても大切」とのこと。ブランドは、それぞれが考えるベストなアイデアを持っていて、それを人々に提示しています。例えばスーツのブランドにも、「こんな方に着てほしい」「着ればこう見えます」と各々に考えがある、とのこと。車業界も同じで、それぞれのブランドにはそれぞれの世界観があります。BMWが大切にしているものは、エンジン。もともとエンジンを作る会社から出発したBMWの魂はエンジンにあります。
「ピカソの絵を見て素晴らしいと思う人はたくさんいるけど、知識として知っていたら、絵を見ることがもっと面白くなる」と鈴木さん。全てのブランドがそうで、背景を理解して乗ると心が豊かになりますし、「人から『なぜその車に乗っているのか?』と聞かれた時にうまく話せるというのは、その人の魅力を作っていくんです」と教えてくれました。