ALL Good FRIDAY

半年ほど前、友人が家庭の問題で家出をし、自ら命を絶つ場所を探している途中に倒れ病院に搬送されるということがありました。家出の理由は、父子家庭で暮らす友人の父親からの精神的、肉体的暴力です。そこから極度のストレス状態に陥り、鬱状態になりながらも家から逃げ出したようでした。私はその友人とは中学生以来、大学生になった今でも頻繁に遊ぶ四人グループの仲で、そういった仲だったからか前々からその友人の家庭の事情について話を聞くことがあり、家出をする直前の友人の家庭の一番酷い状態も知っていました。
家出をした際、グループLINEにこういう事になったと連絡を入れてくれ、私達もそう言った状況の人のための保護シェルターなどを探し現実的に友人が少しでも助かる方法を探していましたが、友人はその時「自分でも色々と探したり試すけど、もうダメだと思ったら終わりにしようと思う」と話しました。他の二人はそれに対し「本人が本当に辛くてそう言うのなら私たちは止めないし、それも最後の手段だと思う」と返しました。確かに私も、友人とはいえ他人の命の使い方に対して口出しできる立場でも無ければ、ほんにんが辛い事から逃げ出そうとする所に私のエゴでそれを止めるのは違うと思いました。しかし、そのまま命を絶ってしまうかもしれないことがどうしても嫌で「死ななで欲しい」と伝えました。 友人は今では体調も回復し、家庭の状況も以前より少し良くなったようで、また一緒に遊びに行ったりしています。が、今でもあの時、私は止めてよかったのか「生きて欲しい」と言うことを押し付けて、あの時友人をもっと追い詰めてしまったのではないか、と考えてしまいます。どんなときでも生きる事だけを優先させ続けると言う事が本当に正解なのか、アドバイス頂けたら嬉しいです。