同性の恋人に振られ、なかなか立ち直れません。
R.N.しず(30歳 女性)
私はつい最近失恋しました。およそ1年、同性同士のお付き合いをしておりました。
相手は子どもが欲しい、結婚したいと言って彼氏を作ってお別れとなりました。私はそれを止める権利がないし、いつかはこういう日がやってくると思いつつそれまで暮らしてはいましたが、いざ別れてみたらかなり落ち込んでしまいました。
自業自得だと思う日もあれば、彼女を恨みたくもない、自分も仕事をやらなきゃいけないし、毎日を元気に暮らしてどうにか明るい方をみていきたいですが、なかなか立ち直れません。
LiLiCoさんは落ち込んでいるとき、どんな風にして自分を元の状態に戻していきますか?アドバイスを下さい。
30歳だと、これからずっと一緒にいられるんだろうな?って思ったりしはじめる時だから、辛いよね。
女性にとって失恋の対処方って上書きだと思うんだよね。次の好きな人ができたら忘れるし。多分、失恋して向こうが幸せになったことが寂しくて…。周りに素敵な方いないのかな?
私はフラレたらドライに考えるようにしてて、その人に出会う前の私も楽しかったし、だから5分ぐらい泣いて、明日から楽しく生きようと自分を操縦するの。
恋愛は二人の気持ちがあるから、残念ながら今回は縁が無かっただけで、今はお休みするものいいと思う。
そこで、しずさんにチョイスした処方箋ムービは、
「Show me Love」
日本では2000年に公開されたスウェーデン映画で、そのスウェーデンでは同じ時期に公開された『タイタニック』を上回る大ヒットを記録!
ルーカス・ムーディソン、監督・脚本作品です。
ストーリーは、田舎暮らしに飽き飽きしている14歳のエリン(アレクサンドラ・ダールストレム)と、学校から浮いた存在の16歳のアグネス(レベッカ・リリエベリ)は、アグネスの誕生パーティをキッカケに親友になります。退屈な田舎町から脱出しようと、ふたりは大都会ストックホルムを目指してヒッチハイクの旅に出るが失敗。
ふたりはこの町で新たな人生を見つける…という青春ストーリー。
この映画はスウェーデンの若者の日常、例えば、学校生活だったり、パーティとか男女間、同性間の恋愛などが美化せずリアルに描かれています。しかもアグネスだけが女優さんで、他のキャストはスカウトして集められています。スウェーデンの映画ってよくこういう普通の人を集めるキャストの集め方があって、映画に出てもその後は俳優にならずに普通の生活を送っていたり。学校で撮っているんだけれど、こういう要素もあってすごくドキュメンタリーっぽいんです。でもちゃんと演技できているのよ。
この日常の風景を観ていると、結局は生きていかなきゃいけない!って気持ちになります。これもいい思い出って思ってくれたらいいな。
【LiLiCo'sチョイス!処方ムービー】
「Show me Love」