体を壊して前職を辞めたのに、新しい会社で新たな業務を任されることに…。
R.N.にゃん(30歳 女性)
この春に転職をして入った会社で、秋から新しい仕事を任されることになりました。
頑張らなければ、というキモチもあるのですが、正直、今の業務だけでもいっぱいいっぱいで…。そこへさらに、仕事を追加をされる形になるので、プレッシャーを感じています。
周囲は、私ならやれる、と思ったから、仕事を振ってくれているのだとは思うんです。でも、実は前の職場では、ムリをし過ぎて、心身を壊し、それが理由で退職をしました。また同じことになるのでは、と思ってしまい、とても怖いのです。
期待してもらっているのが、ありがたいキモチ。本当はもっと手を抜いてムリせず生きたい、というキモチ。わたしにこの量の仕事がこなせるのだろうか、という不安。そして、新しい人間関係のこと。それに私がやらなければ、ほかの人の負担になる、というしんどさ。そういう色んなものが渦巻いていて、なかなか前向きな気持ちになれません。
結局は、やらなければいけないことなら、明るく楽しく頑張りたいです。上手にキモチを切り替えられるように、アドバイスをお願いします。
多分、にゃんさんはお仕事が、出来すぎちゃうぐらいに出来るのよ。20代の新人さんだって、上司だって頼ってきちゃうんだろうね。春から勤め始めた転職先でも、この期間で仕事ができることが、会社の中で認識されたんだろうね。
人間関係は大丈夫でしょう。子供の頃とは違うし、社会の中には色々な人がいるけれど、掌に乗せてホイホイってやれば大丈夫よ。
前職で体を壊したってことが、やりたくない言い訳みたいに聞こえちゃうかもしれないって心配があるけれど、ここはちゃんと「私は限界だ」ってことを言って良いと思うよ。この仕事を手伝える人に助けてもらいなよ。会社の中はみんな同じ立場の社員だったり、それは皆んなにちゃんと仕事に対して責任があるんだし。
こういうことの一番の原因はコミュニケーション不足だと思うの。これは一回ちゃんと話し合いましょう、すぐ辞めちゃうのはもったいないしね。NOを言う勇気は必要よ。私も言えなかったりするし、厄介なことになんとか出来ちゃったりするんだよね。でも、どこかにしわ寄せが出てきちゃうから。他の人にお願いしましょうか。
転職するっていうことは、自分がやりたい仕事があってその会社に入ったわけだし、仕事が楽しいってことが前提だから、仕事はやって行きましょう。でも手伝ってもらえることは手伝ってもらって!!
そこで、にゃんさんにチョイスした処方箋ムービは、
「ちょっと今から仕事やめてくる 」
2017年公開の作品で、監督は「八日目の蝉」などの成島出、主演は福士蒼汰。
ブラック企業で働く工藤阿須加は、ノルマが厳しく精神的に追い詰められ、疲労のあまり駅のホームで意識を失い電車に跳ねられそうになったところを、福士蒼汰に助けられる。幼なじみと名乗る福士蒼汰に、全く見覚えが無い工藤阿須加だったが、福士蒼汰のおかげもあって、元気を取り戻す工藤阿須加。しかし!福士蒼汰は、3年前に自殺していたのだった…。気になるラストはこれいかに?!
工藤阿須加さん、普通のサラリーマンを演じるのがうまい!そのサラリーマンが必死に仕事をしているんだけれど、忙しすぎて見積もりとかケアレスミスをしてしまったりして、毎回怒られたりする…。
でも、にゃんさんはこの映画のようにしなくて良いんだよ。
この映画を見ると何が大切かってことを気づくことができるのよ。限りなくリアリティがあって、疲れたときにみると勇気がもらえるような映画です。2人ともすごく当たり役なのよ。
あなたのこと思っている人、家族やお友達が支えてくれているって気づくことができると思います。
【LiLiCo'sチョイス!処方ムービー】
「ちょっと今から仕事やめてくる 」