今回は映画ライターのよしひろまさみちさんに、今年の作品の中から年末年始にオススメの映画を3本ピックアップしていただきました。
「Renaissance: A Film by Beyoncé」
ビヨンセが2023年に敢行したワールドツアー「ルネッサンス」のステージと公演までを追った音楽ドキュメンタリー。ビヨンセ史上最高のステージと絶賛されながらも日本では公演が実現できませんでした。
舞台裏でのビヨンセの様子やステージ上のパフォーマンス、そして豪華なセットや衣装も楽しめます。
東京では12月21日〜31日と、短い期間での上映となっています。
「マエストロ:その音楽と愛と」
俳優、ブラッドリー・クーパーの長編監督第2作!!マーティン・スコセッシ、スティーブン・スピルバーグがプロデューサー陣に。
「ウエスト・サイド物語」の音楽などで知られる世界的指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインと、女優でピアニストのフェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインの愛の物語に、バーンスタインの美しい音楽とともに描いた伝記ドラマです。
先週からNetflixでも配信がスタートし、劇場でも公開中。
「PERFECT DAYS」
役所広司さん主演、ドイツの巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督作品。
「カンヌ国際映画祭」では、役所広司さんが最優秀男優賞を受賞し、世界80カ国以上での劇場公開が決定しています。さらに「第96回米アカデミー賞」国際長編部門日本代表にも選出されている話題の作品です。
役所広司さん演じる、東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山の淡々とした日常を追った作品で、同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働く。一見、同じことの繰り返しの毎日に見える中で実は同じ日は1日としてなく、毎日を新しい日として生きている姿を描いた、話題の一本です。