今回のLISTEN UP!は、ハーブで心身を整える方法を菅原あゆみさんにお伺いしました。
菅原あゆみさんは、植物療法士としてハーブの力で生活を豊かにする方法を提案しています。多くの人が知らず知らずのうちにハーブを日常に取り入れており、例えば夜眠れないときにハーブティを飲んだり、料理にハーブを使ったりと、ハーブは身近な存在です。菅原さんによると、ハーブを「飲む・食べる」「香る」「塗る」などして日常に取り入れると、根本的な体質改善につながります。西洋医学の治療とは異なり、ハーブの力は「未病」や「予防」の段階で効果を発揮するもので、即効性よりも持続的な使用が重要だといいます。
例えば普段コーヒーを飲んでいるなら、ハーブティに切り替えたり、飲むタイミングを調整するだけでも体調に良い影響があります。コーヒーを飲むベストタイミングは起床後90分後と午後3時で、夕方以降は控えたほうが良いとのことです。また、小腹が空いたときには素焼きの無塩アーモンドが良いとされ、栄養豊富でよく噛むことで満腹中枢を刺激し、満足感を得られます。
一方で、寝つきにくい夜には「ハチミツと天然塩」をひとつまみ取ると良いともアドバイスしています。ハチミツは快眠効果に加え、脳の活性化や便通改善に役立つので、特に頭を使う人におすすめです。また、リラックスを促すアロマとして、グレープフルーツ、レモン、オレンジスイートの精油も寝つきを助ける香りです。
さらに、どんな料理にも合う万能なハーブミックス「クッキングハーブ」は、バジル、パセリ、オレガノ、タイムを同量で混ぜるだけ。スープやソースの隠し味として、また炒め物やフライの衣に混ぜることで、料理が風味豊かに仕上がります。