今回のパリオリンピックで新たに競技種目に加わった「ブレイキン」。MAZZELのSEITOさんをゲストに迎え、ブレイキンの魅力や今回のオリンピックでの見どころを伺いました。
まず、ブレイキンとは、SEITOさん曰く“ダンススポーツ”。1970年代のアメリカで、ギャング同士の抗争を暴力ではなくダンスで解決する手段として生まれ、現在はスポーツとカルチャーの両面を持っています。
パリオリンピックでは、観光名所であるコンコルド広場で開催。女子は9日、男子は10日から競技が行われます。日本からは、Shigekix選手、Hiro10選手、AYUMI選手、AMI選手の4名が出場予定です。
SEITOさんがブレイキンにハマったきっかけは、仮面ライダー電王で佐藤健さんがブレイキンを披露しているのを見て、それ以来、ブレイキンに魅了され続けているそうです。また、ブレイキンを広めたいという思いから芸能界に入ったとのこと。
ブレイキンは、年齢や性別、国籍、人種などに関係なく誰でも楽しめること、さらに個々のスタイルが踊りに反映される点や、ダンスの中で自分を表現する自由さが魅力です。
競技のルールについては、Bボーイ(男子)とBガール(女子)の2種目があり、それぞれ1対1のダンスバトルを行い、最終的に決勝トーナメントでオリンピック王者が決まります。音楽はその場で初めて聴くものに即興で合わせて踊り、技術や音楽性を競います。ダンスの構成は、トップロック、フットワーク、パワームーブ、フリーズの4つの要素から成り立っており、それぞれの動きが重要です。
SEITOさんが海外勢で注目している選手は、カナダのPhil Wizard選手、アメリカのVictor選手、オランダのMenno van Gorp選手。
それぞれの選手が表現する個性に注目して観戦してみると、さらに楽しめそうですね!