今日、お話を伺うのは、主婦と生活社から出版されている雑誌『ナチュリラ』の副編集長・大塚美夏さん。
現在、発売されている『ナチュリラ』秋号の大特集が「いるもの、いらないもの」。
自分にとって、今、必要な衣服といらなくなった衣服との付き合い方を提案しています。
衣替えのこの時期は、去年の秋冬物を出して「今年も着るかな?」と、洋服とにらめっこする方も多いと思いますが、今回、どうしてこれがテーマになったのか、大塚さんにお話を伺いました。
「今、世間的にたくさんの情報と付き合うという中でミニマリストがブームになっていたりします。
ファストファッションを含めて選択肢がたくさんあるのに、本当に自分が着たいもの似合うものが見つからないとか、クロゼットにたくさん服があるのにいざ着てみるとしっくりこないとか、それで出かけの支度に手間取ってしまうとか、悩みを抱えている人っていると思うんです。
そこで、いるものいらないものをスッキリさせることで、ちょっとずつ解消してくかなと思いました。
個人的にもこのままでは服に部屋というか家を乗っ取られてしまうんじゃないかという危機感もあって自分を含めてちゃんとスッキリさせようとは思っています。」
流行の移り変わりや年齢を重ねることで、似合うものも違ってくるというのはあると思いますが、自分にとって必要な服、いらない服、どんなふうに判断をすればいいのでしょうか。
「好きなものは変わらないんだけど、若い時と同じものを同じように着ていてもどこかステキに見えないというか、何か違うなということが出てくる年代でもあると思い、今の自分に似合って必要なものはなんだろうかということを一緒に考えたかったんです。
いくら好きでも大人としてそぐわなくなってきたものは、潔く手放すことも大事なのかなと、取材先の方を見ていて思ったり、それとは逆に今だからこそ似合う、チャレンジしてもいいものがあるんじゃないかと思いました。」
大切にしていた服、自分が好きな服だからこそ、なかなか手放せない。
しかしそれでは、洋服は増えてしまう一方…。
どうしたら、洋服を手放すことができるのでしょうか。
「洋服を当ててみるだけではわからないんです。だから自然光の中での全身鏡の前着たほうがいいと思います。
私はとっても面倒くさいんですが、衣替えの時に、今年危なそうな服、今年似合ういそうな服は、鏡の前で全部着てみます。
どうしてもしっくりこないなと思ったら無しに、着方次第でどうにかなるかもというものは、しばらく置いておきます。
でもそういった服は、結局、着ないということに最近気づきました。」
最後に「いるもの、いらないもの」がわかることで、自分自身にどんな変化がると思われますか?
「今の自分にこれはいらないんだとか、自分が今ほしいものはこれなんだということが分かると、私ってこうなりたいんだとか、こんな風に歳を重ねたいんだっていうのはおのずと見えてくると思います。」
今回は、雑誌『ナチュリラ』の副編集長・大塚美夏さんにお話を伺いました。
『ナチュリラ』は、3月、6月、9月、12月…春夏秋冬に発売される季刊誌です。
『ナチュリラ』は、大塚さんが9年前に立ち上げた、ナチュラル系雑誌の先駆け的存在。
そんな『ナチュリラ』、現在の発売しているのは秋号。
テーマは、“おしゃれの変え時「いるもの、いらないもの」”。
そこで、今日は、どうやって自分にとっている服、いらない服を判断すればいいのか、お話を伺いました。
今日、お話した内容、詳しくは、現在発売中の『ナチュリラ』秋号に掲載されていますよ。
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