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今日、お話を伺うのは、美容系雑誌ではライターでもあり、オーガニックスペシャリストの吉川千明さん。

美容家でもある吉川さんは、美容に関する様々なことに精通していますが、なかでもオーガニックコスメについてのスペシャリスト。
私たちも、ふだん何気なく耳にしたり言葉にするオーガニックコスメですが、本来はどんなコスメのことをいうのでしょうか？

「オーガニックの基本は、サスティナビリティ。循環していき、破壊しない生き物を殺さない、永遠に続く世界を作ること。
そしてもう1つはトレーサビリティ。やっているよ！っていっても本当かな？っていうことありますので、ドキュメントで出したり記録をつけたり、堅い話から成り立っているんですが、命を守っていこうというのがオーガニックコスメの基本になります。自分たちにとっていいものだけど、できる限り作る過程において環境を壊すことがないものになります。
また有機栽培で作ったハーブを使うことで、少しでも私たちが参加することもできます。実際に、有機栽培の元気のいいハーブは化粧品にしたときにも効果効能が素晴らしいんです。
これが基本です。」

吉川さんは、お化粧品でお肌がボロボロになってしまった時に、たまたま出会ったオーガニックコスメを使ったところ肌が元気になっていったことから、オーガニックコスメに目覚めたそうなんです。
改めてオーガニックコスメの魅力ってどんなところなのでしょうか？

「香りがよくて付け心地がいいところですね。
主役は植物です。植物はすごくパワーを持っているんです。紫外線にも対抗しなきゃ生きていけない抗酸化作用や、炎症を押さえたり、傷を早く修復したり、紫外線の害をよけたりする自身を守る機能をもともと持っています。
それが私たちのスキンケアになった時も、同じように働いてくれます。ですので、使ってみても非常に肌がいい状態になるし、使い心地の感覚がいい、香りがいいんです。実際に効果を実感できるのはいいと思います。」

オーガニックコスメを使う上で1つ気を付けてほしいことがあるそうなんです。

「1つ共通している注意点は、酸化しやすい、腐りやすいという点です。1日、2日で腐ってしまうことはないのですが、新しい方が効果効能が高い。エッセンシャルオイルも強い防腐剤などを使いませんからアシが早いんです。ですので、クリームでも1か月半から2か月。長くてもワンシーズンで使ってあげるといいと思います。」

吉川さんのおすすめのオーガニックコスメ、どんなものがあるのでしょうか？

「やはり有機栽培で丁寧に作られた植物にはパワーがパワーがあります。
ヴェレダのカレンデュラのオイルは、カレンデュラという植物のオレンジ色の花を使うんですが、強力な紫外線もとで元気に育ったカレンデュラは真っ赤になる。つまりそれだけ生命力が強いんです。お日様に対抗したり、角質を整える働きを持っているので、それだけじゃないいろんな作用を持っていますから、化粧品としてもいいものが作れます。 」