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Oct. 28 2016
カラダもココロもほっこりする、冬のスープ
今日お話を伺うのは、株式会社地球丸から発売している雑誌『天然生活』の編集部・田村久美さん。
『天然生活』は、“小さなこだわり、小さな暮らし”をキャッチフレーズに、楽しく暮らす秘訣を提案している雑誌です。
現在発売中の12月号の特集が「日々のスープ」。
どうして、このテーマだったのか、田村さんにお話を伺いました。
「スープは老若男女、年齢や性別を問わず召し上がっていただける食事だと思っています。スープは前菜にもなりますし、メインにもなる懐の深いメニューだと考えていて、楽しんでいただける要素が高いのではないかと思っています。
今回は、いろんなスープがある中で特別な難しいレストランでで来るスープではなく、毎日食べられるスープを提案していきたいと思い、日々のスープとさせて頂きました。」
掲載されているスープのレシピの中から、簡単に作ることができる、オススメの一品を教えていただきました。
「平野由希子さんのレシピによる、秋にぴったりな『きのこのスープ』をご紹介したいと思います。
薄切りにした玉ねぎをバターで炒めて、しんなりしたら、マッシュルーム、しいたけ、マイタケ、えのきなどお好みのきのこをたっぷり入れてそこに水を入れ、ローリエやタイムを加えます。沸騰したら10分弱火で煮込み、あとは、塩、コショウで味を整えるだけです。器に盛ったらオリーブオイルやパルミジャーノチーズを振りかけるなどすると、よりおいしいく頂けると思います。」
『天然生活』の特集の中でスープに詳しい3名の方が、瓶詰や缶詰で売られている世界のスープについてもお話しているんですが、その中でも、イチオシのスープがあるそうなんです。
「ANKOというブランドのスペインのガスパチョがおすすめです。座談会に出席した3名も絶賛しています。スペインのガスパチョは、地元では農作業の合間に水分補給のために飲むものらしく、塩分もあって酸味もあってすーっとノドに入っていく、のど越しのよさもおいしかったとのこと。スープの缶詰も瓶詰も少し味付けが濃いめのものが多いんですが、このガスパチョは、農夫さんたちが水分補給のためにということもあり、とてものど越しがよくスーッと飲めるタイプです。」
それぞれの地域、それぞれの家庭ならではの味わいがあるスープ。
最後に、田村さんはスープの魅力についてもお話してくれました。
「スープは、具材がなんでもOK。ベースも出汁も水もなんでもOKで煮込んでしまえば、なんでもスープになる。組み合わせ次第で美味しさが無限に広がる懐の広い料理だと感じていつので、すごく手軽に楽しんで頂ける料理かなと思っています。スープを飲むと、優しい気持ちとか、ほっこりしたり、落ち着いたりしますよね。それはきっとおそらくスープの温度であったり、スープは水分に近いので、体にスーッとはいっていくというか、しみわたるので、心も体もほぐれていくんじゃないかと思っています。」
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