鏡リュウジさん 公式ホームページ >>
Feb. 16 2018
月の満ち欠けを上手に利用して生活にハッピーエッセンスを!
先月31日から今月1日にかけて皆既月食、別名【スーパーブラッドブルームーン】がありました。この天体現象をきっかけに、お月様を久しぶりに見たという方も多かったのではないかと思います。実は今日(2/16)も日本では見られないんですが、日食の新月ということで天体的にはスペシャルな日になっているんです。
そこで、月の満ち欠けや月の持つパワーについて占星術研究家の鏡リュウジさんにお話を伺います。
まずは、月のサイクルについてお話を聞きました!
「新月や満月は基本的には月のサイクルですよね。月は正確に言うと29.5日で暗い状態から段々光が大きくなって満月になり、また欠けていって新月に戻るという風に見えてくるわけです。目で見ると新月の状態は何も見えない闇の中、それに対して満月は地球から見ると月の面が全面的に見えているので、真ん丸の形で見えています。イメージの世界ですよね。月の満ち欠けというのは、物事が何も無い所から始まって段々大きくなって何も無い所へ帰っていく、人の一生とか植物の一生とかあるいは会社や自分のプロジェクトもそうです。何か始まってまた満ちていって終わっていく、こういうものを象徴してるようにどうしても見えると思うんですよ。だからこの光と闇のダンスみたいなものに対して、人間が色んなイメージを重ねたり、自分の人生と重ね合ったりしてきて、人々が色んな習慣を作ってきたというのは確かに言えるのではないでしょうか。」
今夜は新月なんですが、伝統的に言うと新月は何もないところから光が生まれてくる月の光が大きくなるようにいろんなことが大きく育つという意味があるので、何か新しいことを始めるといい日。さらに、今日は、知識や友情を意味する、みずがめ座の新月なので、新しいお友達を作ったり、勉強を始めると今後の実りがあるかもしれないということです。
さらに、恋愛面ではどんなことをするといいのかも聞きました。
「恋愛などに関して言うとあまりウェットな関係では無くて友だちの延長線、自分の事を素直に言ったり「こういう面白い事やらない?」と自分を飾らない感じで、友情の延長の恋愛のような関係性を作れると一番良いんじゃないかと思うんです。それからもしパートナーや恋人がいらっしゃる方はお互いの興味を共有してみる。例えば相手が映画を見たいと言えば、興味が無くても乗ってみる。あるいはそれに対して「これは私ちょっと興味が無いな」と素直に言いながらも、こういう見方もあったのか、など新しい視点をお互い共有できると良いんじゃないでしょうか。その日にやらなくても大丈夫です。その時に何かプランを出して「じゃあ来週行こうよ」「三日後に行こうよ」「週末行こうよ」そういう事をやっていけば良いので、何かアイデアの種まきをする時にという風に考えて頂ければと思います。」
今日16日が新月で、これから次の満月3月2日にかけて月が大きくなっていきます。
そんな新月から満月にかけて、やっておくべきこととはどんなことなんでしょうか。
「新月から満月への期間というのは月の光が大きくなっていく時なんですね。ですからどんな事に関しても何か育てたいとか大きくしたいとか、そういう事をやっていくと良いんですよ。例えば美容やダイエットという事で考えると、いっぱい食べても良いんですよね。その変わりエクササイズをしてしっかり筋肉をつけることにウェイトを置く。それから逆に満月から新月へ、この二週間というのは光が小さくなっていくので何か減らしたい時に良いんです。この期間はもちろん運動をして頂くことが良いんですが、ちょっとカロリーを抑えていく、そうするとより効果的と占星術では考えています。それから物を減らすということが良いので例えば女性の方だと脱毛など良いかもしれません。元々17、18世紀のものを見るとあまりやっていなかったんですが、それは現代的応用としてしている人が増えています。昔に一番使われていたのが農業やガーデニングです。種を蒔くとか育てたい時には新月から満月のタイミングを上手く使って、雑草を抜く時や枝を刈る時には月が欠けていく期間。満月から新月へのサイクルを上手く使っていたという事になっているんですよ。」
最後に、月の満ち欠けを意識することで、日常生活にどんな変化があるのでしょうか。
「新月の日に「絶対にこれやらなければいけない!」となると逆に縛られてしまうので、あまり意味が無い気がしています。我々が使っている時計の時間とは違う、もうひとつの時間のサイクルに時々シフトしてみる事で、僕たちはより自由になれるというか、その様な使い方をして頂けると良いのではないかと思うんですね。タイムレコーダーの時間だけではなく、天体の時計に気持ちが向けられるような、そんな余裕を作って行こうとする事がもしかすると一番効果があるかもしれません。本当に目の前の事しか考えられない時は絶対に幸運が入ってくるスペースが無いので、そのためのキッカケとして月の光を見てみる。「今日は月がいつもより大きく見えるな」とか「ちょっと小さく見えるな」とか「色がいつもより違うかな」とか、アンテナを他に張っておく事が結果的に幸運やチャンス、あるいは相手を思いやる気持ちなどそういう所に繋がると思うんですよ。月の光の変化が分かるくらい感受性がある時は、多分相手の目の色の変化にも気が付けるのではないでしょうか。 」
鏡リュウジさん 公式ホームページ >>