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June 08 2018
雑誌『veggy』の編集長・吉良さおりさんに聞く、最新オーガニック事情。
今日お話を伺うのは、日本で初めてのベジタリアン向け雑誌『veggy』編集長で一般社団法人 国際食学協会 名誉理事長の吉良さおりさんです。
現在、発売中の『veggy』最新号の特集が”腸活のススメ”です。
「腸内環境を整える事、腸内環境を整えて活性化する事が腸活なんです。最近世界の科学者が腸が第二の脳だと言い始めてるんですね。これは科学的な裏付けもあって、腸の状態が私たちの気分や感情、思考、ひいては免疫力に作用してるのではないかというレポートが、たくさん世界中で出ているそうです。今回は酵素栄養学の第一人者と言われている、鶴見隆史先生に監修頂きました。実は脳の指令がなくても体の中で機能している臓器が、実は腸だけなんだそうです。最近は脳を活性化するには腸を整えるということを多くの先生がおっしゃっていて、私もやはり腸が重かったり腸が不調ですと、やはり仕事もちょっとスローになったりします。ですので、腸内が整ってると色んな事がスムースにいくなということもあるんですよ。」
腸の調子がいいか悪いか…そのこと自体も分からない人がいるということなんですが、腸が整っていない人はどんな自覚症状があるんでしょうか?
「単純に夜そんなに遅くまで起きていないし普通に寝ているのに、朝起きる時が辛いとかだるいというのは、自覚のない何らかの疾患を抱えてる可能性がありますね。やはり人間寝ると休息してちゃんと疲れが取れるはずなんです。特に子供は7歳位までは、どんなに動いてもどんなに疲れることを前日にしても、寝ればすぐ治ると言われててそれが本当は1番健全なんです。でも大人になるとどんどんその疲れが溜まっていく状態が出てくる。腸内が健康だと、明後日m本当は排泄の時間。最近よく言わてるのが朝は小食にしようとかちょっと軽めにしようと、朝は取り込む時間ではなくって排泄の時間だからまず排泄を済ませてから出社しましょうとよく言われていますが、それは私もそういう生活をしていて、朝は食べ過ぎるのはよくないとすごく実感しています。なんとなく私たちは子供の頃から朝はしっかり食べましょうって言われてますけど、成長期の子供と違って大人はそんなに食べすぎる必要は無いなと思いますね。」
こからは、腸活におススメの食べ物について!
「具体的には簡単なレシピ、やっぱり腸活の食材は一番間日本人になじみやすいのが発酵食品、味噌とか醤油でも火通ししてない生醤油生とかありますよね。生に醤油と書いてああいうものですとか。あとは日本の漬物とかぬか漬け、日本ではありませんがキムチとか、実際に作ってみるとすごく簡単なんです。もちろん発酵するには数日かかるんですけど次の日から浅漬けで食べられますし、キムチは意外と簡単なのでぜひレシピを見て作っていただきたいです。そういった発酵食とか保存食というのは、基本的には菌が生きているので腸活にはなるという事で紹介しています。海外でも発酵食コーナーがあるぐらい、実は日本の発酵食はとても人気。日本の味噌の作り方のレシピ本も、海外で出版されているぐらい人気なんです。」
最後に、吉良さんがおこなっている食べる以外の腸活についても聞きました。
「やはり食べ物だけでなく、適度な運動も必要。腸の周りは筋肉や脂肪です。ある程度の腸の周りの筋肉をつけておかないと機能が低くなる。お年寄りになると筋肉が衰えるから腸内に刺激が中々いかなくなるので、適度な刺激を腸に与えるために筋肉を動かすことは重要なんです。ヨガでも丹田を鍛えましょうとよく言いいますが、お腹の回りの丹田という場所はおへその近くで、そこを鍛える事でエネルギーがアップすると言われてます。ですので丹田を鍛えるヨガのポーズは、よくしています。どうしても呼吸と同じで先ずは息を吐く。一旦、外に出さないと新しい空気を入れるスペースが無いですから。人間は空気を吸わないと生きられないので、吐く事を意識すると吸う時は自然に呼吸しまうよね。でも吐くという事を意外とみなさん意識していない。あとはデトックスという事も意外と意識してない。とにかく栄養素はとれば良いといったように、何でも良いものは取れば良いと思っている四方が多いと思いますが、そうではなくまずは出すって事を意識することは重要です。」
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