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Dec. 21 2018
日本初のベジタリアンライフスタイル雑誌 『veggy』の編集長に聞くヴィーガンスイーツ。
今日はこのコーナーではおなじみ、日本で初めてのベジタリアン雑誌『veggy』編集長・吉良さおりさんにお話を伺います。
最新号のテーマが『あまくて優しいお菓子に夢中』という【ヴィーガンスイーツ】の特集です。
『veggy』では、初めてのスイーツ特集なんですが、どうして、この企画にしようと思ったのでしょうか。
「Veggyの読者の7?8割は女性なんですが、やはり女性が好きなのは甘いものじゃないですか。そこで食事を変えようとした時に、食事だけはVeggyで変えられるけど甘いものはなかなか辞められないという方がすごく多いんですね。やはり甘いものだけは乳製品で消化に負担がかかるけど、食べちゃうって人が多いいんです。でもヴィーガンスイーツって手軽に作る事が出来るし、いま日本でもわりと多くの方が作っていて色々な種類が出てるので手に入りやすいんですけど、その情報が散らばってるので集めてみました。若い子は甘いもの食べたら翌日などにニキビが出たりしますよね。それは代謝が早いので余分なものをどんどん出そうとしてるんです。そのせいで出るのが早いんですが、大人になると代謝が遅くなって若い頃のようにすぐには出なくなります。でも中に溜はまっていくという状況になるので、どちらにせよ生成したものは上手く消化できるものではないんです。ですので、たまに嗜好品として食べるのは良いと思いますが、毎日食べるのであればミネラルがしっかり残っているヴィーガンスイーツがベストだと思います。」
イメージなんですが、『体にいいスイーツは甘くなさそう』とか、『色味が茶色そう』などと思うんですが、実は今【ヴィーガンスイーツ】は進化しているんです。
「一昔前だとマクロビオティックの焼き菓子というと、一生懸命噛まないと甘さを感じないんじゃないかというものも多かったんですが、最近は割と甘味料も色々な種類が日本に入ってくるようになってきました。甘さはお塩や調味料のブレンドもそうなんですが、1種類の味でどうにかしようとするとシンプルで味気ない感じになったりしますよね。色々な甘味料の種類を少しづつ入れる事で、すごく複雑な味になって美味しくなるんですよ。雑誌を見て頂ければ分かると思うのですが、色々な植物の持つ色を使ってるんです。フルーツ、スパイス、ハーブの色など。ブルーといった色もスピルリナから抽出したピコシアニンという青い色素を使って、水色を出したりする事が出来るんです。栄養価もとても高く、最近インスタとかで人気が高まってますね。」
雑誌『veggy』の最新号に掲載されているヴィーガンスイーツを扱うお店の中から1つ取り寄せました。『Toitoi』見た目がとってもかわいいハリネズミと木のクッキーです。
その『Toitoi』の佐久間矩子さんにもお話を聞きました。
「ハリネズミクッキーも森クッキーも見て楽しいので、それが大事かなと思っています。先ず可愛い見た目にしたいなと思い、どちらもハリネズミの形と木の形にして作ってみました。味も大事なのでハリネズミクッキーの方は全粒粉の香ばしさと、メイプルシロップの甘みが特徴なので、両方が上手くいくような配合で作っています。ハリネズミクッキーは北海道の阿部自然農園さんという農家さんがご自身で作った全粒粉を石臼で丁寧にひいたものを使っていて、香りがとても良いのでその香りを引き出すように工夫して作ってます。そして森クッキーの方は香りの良い宇治抹茶を使用した濃厚なクッキーです。通常焼き菓子に使う抹茶は香りや色が飛んでしまうものが多いんですが、こちらので使用しているのが横浜の又兵衛さんが自社農園で栽培している上質な宇治抹茶を使用しています。ですので香りも良く色も飛ばないので、見た目も綺麗で香りも良く美味しい抹茶クッキーになります。」
最後に、『veggy』編集長の吉良さん、こんなお話もしてくれました。
「これからのシーズンはクリスマスや年末もあって、どうしてもお酒を飲みすぎたり食べすぎたりすると思うんですよね。ケーキが並んでる時期なのでどこかでお呼ばれしたり自分でも買ってという方が多いと思います。けれどそういう時に罪悪感がなくて太らない、肌が荒れないヴィーガンスイーツなどを選ぶと、凄く喜ばれるんじゃないかと思います。特に女性に喜ばれそうですね。昔と違って甘みも満足できるようになっていて、もちろん美味しいです。もちろん手作りもいいですね。Veggyには今回クリスマスプディングのレシピやクリスマスに作って欲しいクッキー等のレシピも掲載されています。」
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