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今日は、日本の【大和美】をテーマに、ナチュラルな美容アイテムを手掛けるブランド『THERA』をご紹介します。
お話を伺うのは、『THERA』を展開をしている株式会社ALHAMBRA、代表の橋本真季さんです。

【大和美】がテーマの美容アイテム。どんなブランドなんでしょうか。

「日本の薬草やハーブを使った背景に、日本の古来からある植物療法があります。漢方がある国産の癒し系のブランドです。当社では、15年ほど海外のオーガニックやナチュラルの化粧品、食品の卸をやっていました。そこから時代も変わり、震災などもあり、日本を見直そうという動きや地方創生も言われていますよね。そうすると一般の方も企業の方も、国産のもので健康美容にいいものないかといいう方が増えてきました。そこから、海外のモノもステキだしカッコいいのですが、これからは日本でもモノづくりをしようと思ったのがきっかけです。ブランド名の『THERA』の由来は、古い古典に出てくる女の子の名前です。古典の中で世界中を癒して回ったという、テラピストの語源にもなっています。実は奈良時代には、お寺もそういう癒しや人をケアする場所だったんです。薬を出したり、ハーブを焚いて人を癒していたり、そういった癒しの語源であり、お寺もかけて『THERA』という名前をつけました。」

橋本さんは奈良県のご出身。実は奈良県は、ナチュラルコスメのゆかりの地になっています。

「私の出身が奈良県なのですが、昔は大嫌いでした。海外や外の世界に憧れて、外に外に出て行っていました。ずっと、オーガニックハーブや薬草のお仕事をしていて、日本のそういうものってどこにあるんだろう？と。実は47都道府県全国を旅していて、この土地に行ったらやけどに薬草を塗ってくれるとか、風邪をひいたら飲ませてくれるとか、そういう土地土地の食べ物や民間療法や食事を見ていたら、期限に近づいてきたら奈良県にあったんです。嫌いだった地元の奈良に、今の仕事との大きな繋がりがあることを知りました。農家さんや自治体、企業から、今その土地その土地が頑張っていて、「この草があるんだけど、何かにならないかな？」と言われたら飛んでいきます。胡粉ネイルを出していて、今まで破棄をされていたホタテの殻を胡粉という絵の具の原型、原料にして作っている。もったいないものを大事にしようというサイクルを作くることをモットーして、作っています。」

ホタテの貝殻で出来たマニキュア…いったいどうやって作るのでしょうか

「よくブランドの話でホタテで出来たマニキュアですというというと、「え！？ホタテ」と言われます。みなさんイメージありますよね。ホタテの貝殻を綺麗に洗浄して、ベースにしてエキスにしていくんですが、奈良時代は神社仏閣の色を塗る絵の具や日本画の画材で、発色がいいことは一部の絵の具屋さんは知っています。現代になって成分を調べると、爪を助け補強してくれる成分が胡粉にあることが分かったんです。それならマニキュアにいいよね、となりました。このラインは「彩（」といいます。日本の色をお伝えしたい、そして奈良人なので日本で一番古い『万葉集』お花とか木の実の色の名前でお出しています。最近若い方が『万葉集』を読まれたり五七五に興味を持っているらしく、『万葉集』を読んでみると植物と人間の話、恋の話だったりしておもしろいので、『万葉集』を触るきっかけになっていただけたらなと思っています。 」

『THERA』で一番人気が、『酵』というラインの酵素洗顔です。酵素洗顔とは、どんなものなんでしょうか！？

「洗顔粉とい名前でもあるんですが、粉状になっています。なぜ石鹸の形にならないの？液体にならないの？と思われると思いますが、酵素はお水やお湯を与えると力を発揮します。たんぱく質ですので、その力を発揮し、粘土のようにいらないものがくっついていらないものがオフになるんです。ですので、あえてやさしく汚れをオフをしてくれます。そのため液体にはせずに、あえて粉状にしています。今、酵素洗顔が流行っていますが、この酵素は100年以上前に酵素の研究をはじめてされた、滋賀の金井先生が作られた青パパイヤの酵素をベースに、『酵素のあらい粉・青』には、私が奈良のみなさんと育て開発した大和当帰という薬草を入れています。また同じく奈良で受賞したおじいちゃんのお米の米ぬかは、血行を促してくれて美白につながったりします。働く女性にも人気なのが、クレンジングと洗顔まで同時にできるというところです。酵素洗顔は毎日使ってもとりすぎません。酵素洗顔は、必要な脂まで持って行って乾燥しちゃうんじゃないのか？というイメージをお持ちの方もいると思いますが、必要なものはのこして、お化粧、汚れ、くすみ、角質、角栓がとれるので、とても手軽にいらないものだけ取ってくれます。ですので、毎日使って頂いても大丈夫なんです。」