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Apr. 26 2019
無添加小麦で作る手作りパスタ『Pasta Possibilita』を紹介
今日は、宮城県仙台市にある添加物を一切使用していない『製麺工房 パスタポッシビリタ』の代表でパスタ職人の菊池翔さんにお話を伺います。
『パスタポッシビリタ』というお店の名前は、「ポッシビリタ」というのがイタリア語で「可能性」という意味で、イタリアの日常のように日本にもパスタの新しい可能性を根付かせていけたらという思いで名付けられました。
まずは、このお店ならではのパスタの特徴を聞きました。
「うちではイタリアの小麦粉を取り寄せて小麦と水だけといった、本当にシンプルで、かつナチュラルなイタリアの伝統を守ったパスタを作っています。イタリアの家庭料理は郷土料理の集合体ですので、本当に難しいものではありません。そういったところは日本にはないと思い、それを広めていこうと思って始めました。もともと私はラーメン屋の経験もあるので麺も大好きなんです。飲食をやっていて、自分でお店を開こうかなと思った時に、ふと麺つながりでパスタのおいしいお店をやろうかなと思いました。そしてパスタの職人さんから麺打ちを教わった時に、その方面にのめりこんでしまいました。麺100%の業態をやることで、ほかの方やいろんなシェフに使ってもらった方が、いろいろなパスタを広げられるではないかと思い、麺屋を始めました。」
パスタ打ちのどんなことに魅了されたんでしょうか?
「実際にやってみると本当にシンプルで、小麦粉をこねて伸ばすだけなんです。でも技術や思いで同じものは作れません。やっぱり温度、湿度、春夏秋冬、昨日と今日、朝と夕方で違います。もちろん計量して作っていますが、最終的には見たり聞いたりの判断で、もうちょっと水を入れようかな、こねる時の力具合などで変わるります。ですので、ナチュラルだからこそ向き合う必要があるんです。やはり調べてみると、日本にそういうものがないんです。なんでこんなおいしいものがないのかと思い、自分で仙台から全国に広めようと考えました。やはり手作りだからおいしいだけではなく、あるようでないものだったんです。スーパーに行くと乾燥のパスタはたくさん販売されていて、それも美味しいのですが、生のパスタで手作りで職人さんが作っているものは無く、それがおもしろいかなと思いました。一般的に生パスタと乾燥パスタは、水分が大きなキーワードなんですが、私の生パスタは小麦粉本来のうまみ、あまみ、香りを感じることができます。生パスタ=もちもちというイメージですが、私のパスタは様々な小麦を使っていて、乾麺に似ているしっかりしている触感だったり、でも食べてみるとふわっと生パスタの様といった、いういろんなものを作ることができます。そういったのも1つのポイントですね。」
どんな生パスタを作るのか聞きました!
「みなさんが、なじみのあるロングタイプのスパゲティタイプ、みなさんがマカロニというショートパスタもあります。私は10種類くらい作れるんですが、世界でパスタは約300種類以上あるといわれています。形が違うことで食感、合うソースが違って楽しみが増えます。例えば、『コンキレイ』といわれている形が貝殻の様なパスタは、スープやクリーミーなソースに合う、子供にも大人気なパスタです。『ラディアトーリ』は、車のエンジンの様な形をしているラジエーターが由来のというパスタ。エンジンのように外がギザギザで、中は空洞なっており、1つの食感を楽しめるます。これは、重ためな濃厚なクリームソースに合います。『フジッリ』はねじのようなネジネジのパスタで、らせん状になっていてサラダに合います。お野菜やドレッシングといった、冷製のサラダにも合うパスタになっています。」
私の大好きなパスタスナックのお話も!
「今作っているのは3種類で。一番スタンダードなものは『チーズペッパー味』です。ペッパーのきいた、おつまみやサラダに合うお菓子です。もう1つは、辛みを持たせた『チリレモン味』。もうちょっとピリッとしたものが欲しいと言われて、作りました。あとはお子さんでも楽しめる、あまじょっぱい『サワークリーム味』です。こちらは、お子さんやママに一番です。うちでは、お菓子工房はパティシエさんやお菓子を目指している方にシェア工房として貸しているんですが、私も何か作れないかなと思い、パスタ職人としてパスタのお菓子なら面白いかなと思って、揚げたり焼いたりしてパスタのスナックに行きつきました。こちらは、LiLiCoさんにも「おいしい!」と大絶賛して頂いたお菓子になっています。」
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