Feb. 28 2020
地球にやさしい海をまもる洗剤、がんこ本舗の洗濯用洗剤『海へ…Step』をご紹介。
今日は、洗剤界の革命児・有限会社 がんこ本舗の代表で、研究者の木村・きむちん・正宏さんにお話を伺います。
みなさんからは、きむちん、と呼ばれている木村さん、実は木村さんの洗剤ですが、以前に番組でも紹介したNatural Cosmoの上林拓也さんにが勧めてくださった、イチオシのアイテムなんです。そこでさっそくスタッフが購入して使ったところ、洗剤に関しては、人生コレ1択!と言えるくらいスゴイ洗剤!!
どんな洗剤なのか気になるところですが、その前にがんこ本舗がどんな会社なのか、きむちんさんにお聞きしました。
「うちは洗剤を作ったり、洗剤を減らすための道具を開発している会社なんですが、【エコよりニコッ】で海を守る会社なんです。環境に優しいものをつくろうと思ってもそこに笑顔がないと、と考えています。子供たちの笑顔、お母さんの笑顔がないと、何のために生きてるの?ってなりますよね。一番大事なのはニッコリすることよ、と言って伝えています。うちは、28年会社やっていて、営業社員を置いたことがないし、物を作る会社なので、今までやってこれたのは支持して頂いている方が増えているから存続意義があって、支援して頂いているんだなって。これからうちがどうなるかよりも、この地球がどうなるかがテーマとしてあるので、それに向かって研究開発をしていく、それだけですね。で、楽しい!!好きなことができる楽しさを沢山の方に支援していただいているので、こんなにありがたいことはないです。」
今回ご紹介する『海へ…step』と言う商品は、すすぎゼロ回の洗剤なんです。
きむちんさん、そもそもは登山家をされていて、インド・ヒマラヤのガンゴトリ、及びムルキラを日本人で初登頂した方なんです。登山を続ける中、自然を汚したくないという思いで、会社を立ち上げる前にはゴミ拾い活動を続けていたそうです。人が捨ててしまった“福”を拾わせて頂く【福拾い】と自分の中で名付け、拾った人間には福が来る【福拾い】活動をしていました。
その中で、汚れをキレイにしていくと心が洗われることを感じ始め、普段の暮らしの中でももっと取り入れやすいことはないかと考えてできたのが、海への負担が少ない洗剤でした。
「普段の暮らしの中でダメージ、負担をかけていることってあるんじゃないかと気づいて、洗剤ってこんなに必要かなってと思いました。なるべく減らせるものをというところから、汚れの正体は脂が含まれていることが分かった。最大の油汚れは何だろう?海で事故が起きて油汚れだ!それの研究をしました。油が水にくるまれた状態を作ってしまえば微生物が勝手に分解すると気づき、3年くらい研究したらできたんですよ。」
すすぎゼロ回の洗剤とは、一体どういうことなんでしょうか?
「もちろん、洗濯機の中でとれた油を含んだ汚れを水でくるんでしまうので、それ自体が分解できる状態になってから排出しているので全く安心安全になります。洗剤と言えば洗剤なんですが、例えばタンカーが事故で海に油が浮いちゃったという時に、油に洗剤のようなうちの商品を散布すると油が水に変わるんです。汚れが落ちるから洗剤という名前にしているけど、今までの洗剤の発想で作ったものではなく、自然界に流れてしまった油を分解してしまう技術で出来たものです。まずとっても香りがいいんです。エッセンシェルオイルをふんだんに使っていて、ラベンダー、ベルガモット、フォーリーフオイルという3種類のエッセンシャルオイルをほどよくミックスして、ホルモンの分泌で言うとオキシトシンと言う幸せホルモンが出てくる香りがします。干している時もいい香りがするので、その点が一番幸せな気分になれるかもしれません。」
しかもすすぎゼロ回は、節水につながるだけではないそうなんです。
「すすぎの水が減るってことは、家庭で使う水が半分になるということなんですけど、もっともっと世界中を変えることになっていくんです。洗濯機に糸くずフィルターってありますよね。あの糸くずフィルターにくずがつくということは、お洋服から糸が繊維が抜け落ちているということになります。洗濯とすすぎと2回やると糸くずはたくさん出ます。すすぎがいらないというこは、糸くずは半分になります。つまりお洋服の寿命が2倍に伸びるんです。これは、国連でも言われていますがジーンズ1本を作るのに、私たちの手元に届くまでに、大人の飲み水10年分を消費するそうなんです。綿の栽培から最後の染めなど、洗ったり手元に届くまでに大人ひとり10年分の水がかかります。ジーンズ1本、綿1㎏のことでですよ。世界中で水を分かち合えることを考えた時に、繊維の寿命を2倍にするというのは多大な貢献になってくるんです。」