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Oct. 09 2020
香川県小豆島生まれの絶品オリーブオイル!
今日は香川県小豆島で、超こだわりのオリーブオイルを作っている農業生産法人 株式会社アライオリーブ代表取締役の荒井信雅さんにお話を伺います。
荒井さんはもともと大学で造園について学んでいて、日本庭園の造園家を目指そうと京都に修行へ出ようとしたところ、家族から小豆島に残って欲しいと言われて残ることになったそうです。そのことを大学の先生に話したらこんな言葉が返ってきました。
「「もし、小豆島へ帰るんだったら造園家じゃないけど、荒井、お前オリーブやらないか?」ということで、すすめられてそのままオリーブの大会社に就職しました。先生というのが当時のオリーブにおいての権威で、日本国内ではもう第一人者だったわけなんですが、その先生に背中を押されて私がオリーブ業界に入りました。そして会社で20年間、それからオリーブ関連の財団法人で10年間ほど勤務しました。しかし、どうしてもやりたいことがありました。このまま退職してしまうと多分自分が死ぬ時に、こうすればよかったという思いを残して、みっともない男になると思ったんです。家内にどうしても起業したい、世界に通用する私だけのオリーブオイルを作ってみたい、世界でまだ誰もやってないオリーブオイル作りを日本でやってみたいんだと。最初は家内から、退職してからにしてくださいと言われました。今、子供達が大学の1回生と3回生にいて、一番大変なときだからもう少し待ってくださいと言われたんですが、今起業しないと私は多分事業せずに終わってしまうだろうと思ったんです。そして今から10年ほど前、ちょうど50歳のときに起業をしました。最後には家内も、私に任せてなんとかなるでしょうという後押ししてもらい、起業する運びとなりました。」
栽培、搾取方法、品質、味、香り、環境、保存方法、採油方法など、いろんなことにこだわっているアライオリーブですが、特にこだわっているのが酸度だそうです。
「海外に行くと大抵は誰でも気づくと思うんですが、小豆島を誰も知らないですし、香川県というのも誰も知らないんです。要は、日本のオリーブオイルって何?といった感覚なんですよね。ですから、メイドインジャパンのオリーブなんてあるのかと思ったけれども、すごくいい品質じゃないか、そして味も最高だよ!というものを作りたかったわけです。こだわりに関して、エキストラバージンオリーブオイルという世界基準があり、酸度が0.8%以下となっています。その基準を私は、0.07%以下という数字を叩き出してます。世界基準の10分の1以下でクリアしました。これは世界第1位の記録です。基準値は天候とかそういったもので、多少動くのですが、毎年、酸度0.1%以下というものをクリアして、常に世界一位のど真ん中を走っているところです。」
スタジオに今期のオリーブオイルがあります。まず見た目が全然違います!瓶ではなくアルミのようなボトルなんです。
「普通スーパーなどで販売されている海外のオリーブオイルのボトルは、スモークボトルといいましょうか、黒っぽく少し中が見えるようなボトルで遮光瓶とは言いますが、あのボトルは透明瓶とあまり変わらないんです。私の遮光瓶は100%遮光で、完全に光を遮ってます。オリーブオイルというのは光と温度と酸素によって酸化、劣化していくんですが、それをまずボトルから始めようということで、完全に二重塗装し中の酸素は全て特殊なガスで追い出してます。特注ボトルで完全遮光をした容器に入ったエキストラバージンオリーブオイルは、世界中どこを探しもなかったんです。日本で作る以上は私のこだわりとして、完全に光を遮った容器を用いたいといことで、アルミをイメージしたボトリングカラーになっています。」
お味はどうなんでしょうか?『ノヴェッロ』をいただいてみます。
「『ノヴェッロ』という言葉は、簡単に言いますと「絞りたて」です。そしての『ノヴェッロ』は絞ったままでフィルターにかけてないオリーブオイルですので、味、香りがもうこのうえないです。ガツン!ときて「え!?」という感じの、非常に濃厚でスカッと切れ味があり、とても厚みのある味わいです。ただ欠点は2週間しかもちません。目に見えない果肉とか果汁の部分が入っているため、2週間後にはこの果肉や果汁がが劣化して、少し残念なオリーブオイルになってしまうんです。それで今まで国内には「2週間しか持たないオリーブオイルの市場価値なんて、どこにもない!」ということでどこも出してなかったんですが、必ずこの味香りは皆さんに知っていただきたいということで、当社が国内で初めて発売しました。また、当社のスタンダード基幹商品であります『エキストラバージンオリーブオイルジャパン』ですが、これはフィルターにかけたもので『ノヴェッロ』と比べると、若干物足りなさを感じる部分はあるかもしれません。しかし、こちらは世界最高鮮度のオリーブオイルでして、色はエメラルドブルーを濃くしたような非常に良い色をしてます。切れ味はもちろん良くなりますが、濃厚さは『ノヴェッロ』にはもうどうしても勝てません。でも、これをもう一度味わうと癖になって、もう元には戻れないということをリピーターの皆さんそうおっしゃって下さいます。」
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