野辺山ほうれん草カレーペースト 詳細 >>
May 7 2021
長野県の高地で育った野辺山ほうれん草の超濃厚カレーペースト
今日は、長野県の野辺山高原で作られている『野辺山ほうれん草カレーペースト』をご紹介します。
お話を伺うのはこのアイテムを手掛ける、株式会社アグレスの総務・未来開発室長である山浦昌浩さんです。
株式会社アグレスは、現在はほうれん草とブロッコリーを栽培していて、夏場に出荷するほうれん草は、日本最大規模を誇っています。野辺山ほうれん草にはどんな特徴があるんでしょうか?
「長野県の八ヶ岳の麓に野辺山高原があります。その標高約1300mに位置する野辺山高原に、本社を持つ株式会社アグレスという会社のほうれん草が、野辺山ほうれん草です。通常のほうれん草はわかる方であれば冬野菜のイメージがあると思いますが、気候が涼しく過ごしやすいその野辺山高原で、夏場に生産されているのが特徴で、夏場の半年間しか出荷できません。この地域は冬場はマイナス20度に達してしまうような地域なので、夏場だけの出荷になっています。昼夜の寒暖差が大きいので、葉に厚みがあったり、少し甘みもあったり、また野辺山高原が星の名所三選に選ばれるほど空気が澄んでいます。標高が高ということもありますが涼しい気候のため、農薬等も最低限しか使用していないので、えぐみが少ないほうれん草として評価をいただいてます。」
野辺山ほうれん草は、収穫の際は手で摘み取るために葉が破れたり、茎が折れたり、また規格外のものなどで、廃棄するものが出荷のピーク時には1日1トン前後出るそうなんです。保管にも廃棄にもコストがかかるため、何か策がないかと頭を悩ませていたところ、のちに『野辺山ほうれん草カレーペースト』をプロデュースすることになる『てとてと』の井上さんに出会います。井上さんは山浦さんの会社のキャンプ場でキャンプを希望された時に、「せっかくなんでこのほうれん草を使ってください」と伝えたところ、運命が動き出したそうなんです。
「「これでカレー作るととても美味しそうだよね。じゃあカレー作りましょう」と言っていただいたんです。その中で作ったカレーがもうとにかく美味しかったんです。これはもうすぐにでも商品化したと、今悩んでいたものが全てこれで解決するのではという部分がありました。だいたいひと瓶で250gのカレーベースが入っているんですが、一見すると多く見えませんが、250gに4?5人前の分量がもうギュッと濃縮されているんです。その250gのペーストの中に200gもうほうれん草が入っているので、これはもうほとんどほうれん草なんですね。これだけのほうれん草が入っていてヘルシーで、保存料も一切使用していません。その中でレモンの風味がしっかり効いているのでさわやかなんですけど、それが保存料の代わりになっています。多くの種類のスパイスを入れていますが辛すぎず、うちの7、8歳の子供でもご飯と一緒に喜んで食べれるぐらいの辛さからで、辛さが苦手な方でも食べられるカレーペーストになってます。キャンプの場で生まれたということもあり水で溶いて煮込むだけと、とにかく調理が簡単なんです。簡単調理でも、ヘルシーかつ本格スパイス、本格カレーの味がするので、アウトドアはもちろん、今の巣ごもり需要の場でもとても重宝されています。」
『野辺山ほうれん草カレーペースト』のおいしい食べ方をご紹介します!
「ベーシックなチキンカレーをまずお試しいただきたいと思います。チキンを炒め、そこにペーストと水を入れて煮込むだけです。他にも野菜を使ったレシピなどたくさんのレシピがあるんですが、このチキンカレーが本当に美味しいんです。個人的なおすすめとしては、野菜を一緒に煮込むよりはスープカレーのように、例えば素揚げや素焼きにしてカレーに添えるような形にした方が、彩りも映えてほうれん草の味もぼやけずにしっかり残ったままになるのでおすすめです。このペースト最初はもちろんカレーライスを想定して作ったのですが、何よりのおすすめがパン、トーストと合うんです。マーガリンとカレーペースト塗って、チーズのせてトースターで焼くだけです。これがヘビーローテーションできるぐらい、朝食としてもランチとしても、おやつとしても、子供も本当に喜んで食べてくれます。例えば男性の方でボリューム足りないなっていう場合は、茹で卵などをちょっと崩してのせると、だいぶボリュームが出て更に美味しくいただけます。この商品は、レトルト、要はカレーとして出来上がったたものではなく、ペーストなのでアレンジの幅があり、グラタンやポテトサラダ、またカレーコロッケ、カレー味の炒め物などで使うことができる調味料として、野菜が苦手な方でもこのペーストの中にほうれん草がしっかり入っているので、ヘルシーかつカレー味を楽しむことができます。」
最後に山浦さん、こんな話もしてくれました!
「実際に今まで廃棄していたほうれん草をまだ私が1人で集めているんですが、普通の野菜っていうものであればB品として値段がつかなかったり、叩き売るような商品になっていたものが、ひと手間加えてプロに味を作っていただき、またプロにデザインを頼んで、なんなら商品として出荷しているホウレンソウ以上の価値で売ることができています。これが誰にも喜ばれなかったら大変なんですが、本当に喜んで買ってくれている方が少なからずいらっしゃるんです。事業としても今後も継続できることが、農家としてもイチ消費者としてもやはり嬉しいことだと思っています。事業開発する人間としても本当に嬉しいことです。今後も新しい商品を作っていこうとも思っていますし、現在検討中、開発中の商品もありますので、その辺もご期待していただきたいと思っています。」
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