ダシーズ₋ 詳細 >>
Sep. 2 2022
柔道家・松本薫さんが手がけるヴィ―ガンアイスクリーム『Darcy‘s』
元柔道女子57kg級・全日本代表の松本薫さんは、6歳から柔道とレスリングを始め、2010年に23歳で柔道女子57kg級の世界ランキング1位に。その後、2012年のロンドンオリンピックを含め国際大会20回/国内大会17回の優勝を果たしました。
そして現在は現役を引退され、株式会社ダシーズファクトリーで、アイスクリーム『Darcy‘s』の製品開発も担当されています。
ロンドンオリンピックでは、金メダルも獲得した松本さん。どうして現役引退後にアイス屋さんになろうと思ったのでしょうか?
「純粋にアイスが好きだからという理由と、子供の頃一番最初に持った夢が、アイス屋さんかケーキ屋さんになるだったんです。小学校の「大人になったら」っていう作文にも書いたんですが、小学校の先生に「松本さんは柔道をやってるから、柔道のことを書いてみたら?」と言われ、オリンピック選手になることに訂正したんです。また、体重調整や必要な体重制限がある競技は、どうしても体重調整をする際に実は体の水分を抜いていくんです。水分が抜けることで体がほてるので、冷やそうと思いアイスを食べたくなるんです。そのため選手村や試合でも、体重調整が必要な競技のアスリートの方がアイスをよく食べるということはありました。私も減量中や試合前は、とてもアイスが食べたくなってしまい、そんな時に、安心して食べることができるアイスはないのかと思っていました。その時点では現役中だったので、食べるのを我慢しながら競技を続けてたんですが、ロンドンオリンピックで優勝して、「今一番、やりたいことは何ですか?」という記者の問いかけに、「パフェが食べたい」と回答したんです。その後、帰国するとどこでもパフェが出てきて、1日5食パフェを食べるという生活が2週間ぐらい続きました。その中で、毎日アイスを食べ続けたことで体に異変が起き、これは駄目だと。毎日食べることができるアイスはないのかと思い、そして子供の頃の夢、そして大人になってからの夢が重なり、現在アイス屋さんをやっています。」
アイス屋さんになりたい!と思ってすぐなれるものなのかと思いますが、松本さんが大学卒業後に柔道を続けながら入っていた会社で、なんとアイス事業がたちあがったんだそうです。
「大学を卒業して社会人として柔道をやり始めたときに、その会社には最初はアイス事業はありませんでした。ロンドンオリンピックが終わり、その次にリオオリンピックを目指す時、社長は自分のお父さんの介護をしていて、最後に何も喉に通らなくなったとき、アイスだけは食べることができたそうなんです。アイスを食べる時だけ、社長のお父さんは笑顔になった。そこからアイスをやりたいという思いはずっとあったんですが、それをまだ実現することはありませんでした。たまたま私が引退する3年程前から、その事業が始まりました。しかし私が引退した年は、まだアイス事業が成り立っておらず、本当に1からの立ち上げでした。まだアイスの味も決まっていない状態からだったんですが、引退して、社長に「何かやりたいことがあるのか?」と聞かれ、もちろん柔道の監督として、コーチとしてなど、様々な選択肢があったんですが、その中でもアイス事業は私の中で「一番楽しそう!!」、キラキラしたものに見えて「アイス作ります!!」と立候補しました。」
『Darcy‘s』のアイスの特徴はギルトフリー。乳製品・白砂糖・小麦粉・トランス脂肪酸を含む食材を使用していません。主な材料には、オーガニックのココナッツミルクやアガベチョコレート、甘さのベースにはミネラルやオリゴ糖を含むてんさい糖を使用しています。
松本さんにオススメのフレーバーを聞きました!
「どのフレーバーもオススメなんですけど、ここにしかないというものは【パクチーキウイ】というフレーバーです。パクチーのアイスは、そもそもあまりないんですが、私達の【パクチーキウイ】は、パクチーももちろんそうなんですが、キウイリンゴでもいろいろ食材が入っているんです。その酸味と甘味、そしてパクチーが鼻からフワーッと香る絶妙なバランスで配合してます。【パクチーキウイ】という名前の通り、パクチーの香りが最初に来るんです。パクチーの香りが鼻に入ってくるので、まだまだ少し暑い時期、そしてすっきりしたい気分の時、焼肉を食べた後などの食後にさっぱりしたものを食べたい時には最高だと思います。私も結構家でも焼肉を食べるんですが、【パクチーキウイ】で最後爽やかな気分になって1日終えることがよくあるので、【パクチーキウイ】はオススメです。あともう一つは、私が一番好きなフレーバー、【ル・ショコラ】というチョコアイスで、皆さんに本当に食べていただきたいです。【ル・ショコラ】には豆腐を入れてるんですが、濃厚な味にびっくりするような衝撃を受けると思います。『Darcy‘s』のアイスは、他と違って出汁が入っています。昆布の成分のグルタミンが入っていて、日本の出汁文化を世界に広めたいという思いと、出汁は素材一つ一つを引き出してくれることもあり、出汁を入れることでチョコの風味を立たせたり、パクチーの風味を立たせたりなど、一つ一つの食材に向き合って、出汁の力で食材をさらに引き立たせるということをコンセプトにおいて作っています。」
最後に松本さん、『Darcy‘s』のアイスに関する夢についてもお話してくれました。
「私の夢なんですが、世界と繋がりたいなって思ってます。今も9月に松本薫杯というのがありまして、そこでアイスを配っています。私もそうだったんですけど、試合が嫌いだったんです。勝ち負けがあってすごく悔しい思いすることが多くて、だから試合があまり好きではありませんでした。でもアイスがあると何かその試合が楽しく思えて、私の場合、子供の頃に紅白饅頭があり、そのお饅頭をもらうために試合には出たんです。子供たちがスポーツに関わる時に、そういうちょっとポジティブな気分になれたらいいなと思います。そしてまず私は世界にたくさんの柔道仲間がいるので、世界のみんなが集まって一緒にアイスを食べながら、柔道やスポーツをするということで、『Darcy‘s』で世界と繋ぐ。他にも、アスリート仲間がたくさんいますので、みんなで繋がればいいな、やはり最後は笑顔になってほしいなという思いがあります。50人出ても優勝できるのは1人しかいません。つまり49人が涙を流すわけです。でもその試合で涙を流して終わりではなく、最後アイスを食べて「おいしいね」と笑顔になって帰っていく。最高ですね。笑顔はポジティブな気分を引き出してくれるので、そういった切り替えのきっかけが明日を向くきっかけ、先を見るきっかけにはなると思うので、自分に期待をするきっかけになったらいいなと思ってます。」
ダシーズ₋ 詳細 >>