今回は、アルパカの素材を使った靴下、腹巻などのあったかアイテムを中心に制作、販売する、株式会社蒔いて、代表取締役の吉田彩子さんにお話を伺いました。
会社名の名前は、種をまくの「蒔いて」で、ブランド名がアルファベット大文字でローマ字読みの「MAITE」です。その違いや想いを伺ったところ、会社名の「蒔いて」は、好奇心が膨らむようなきっかけを作るという想いで名付けたそうです。ブランド名の「MAITE」は、元々はブランドとしての「MAITE」が先にあり、バスク語で“愛”という意味があり、コンセプトも「大切なわたし大切なあなた」。自分自身をもう少し大切にする時間があってもいいんじゃないかというところから、セルフケア、セルフコンパッションを一緒に伝えたいといった、想いがこもっているそうです。
アルパカ素材をメインに使用しているMAITEのアイテム。吉田さんが学生時代に国際協力の勉強をしていて、ペルーの貧困地域の物作りの販売支援というところから手編みのマフラーを日本で販売することになり、その時にアルパカ素材と出会ったそうです。アルパカの毛は直毛で、肌に触れた時のチクチクした感じががとても少く、油分を含んでるので滑らかで柔らかいのが特徴。実際に使っていた方から、このアルパカの素材で足が冷えて辛い時に履く靴下が欲しいという声が届き、そこから靴下作りがスタート。今ではMAITEの定番アイテムに。
MAITEでは、ベビーアルパカという素材を使用していますが、これは赤ちゃんの毛を使っているわけではなく、アルパカの繊維の細さを表す等級の分類名。伸縮性にも優れているため、長時間履いても締め付けがないので心地よく着用でき、さらにカラーも気持ちが明るくなるような赤や黄色、ブルーなど多くの色で展開されています。
靴下以外にもおすすめなのが腹巻で、アルパカに30%シルクが入っています。薄手でもしっかりアルパカ素材の温かさが発揮されている商品。薄手のニットのような着心地で、女性だけでなく男性ユーザーも多いそうです。腹巻パンツも同素材で作っており、お尻周りと太ももが温まると体全体が温まるので、腹巻ユーザーさんもさらにこちらを試して、暖かさが段違いだとびっくりされるそうです。