今回の「CHOYA NATURAL BEAUTY」は、岐阜県加茂郡八百津町にある『吉田ヒデヒト農園』のえごま油をご紹介します。お話ししていただくのは、『吉田ヒデヒト農園』の吉田英史さんです。
農家として心と体が喜ぶものを作りたいと考え、えごまの油専門農家になった吉田さん。食用油がどのように作られているのかという知識が無い中で、初めてえごまの油を搾るのを目にした時の新鮮な驚きと、さらにそのおいしさに感動。そのサラッとした食感とハーブのような風味、油が美味しいと思ったのは初めてだったそうです。
そもそもえごまは、盛夏の植物でお盆時期からぐんと育っていきます。吉田ヒデヒト農園では、無農薬で化学肥料は使っていないため、植えたばかりの苗は虫に食べられてしまことが多く、植えてからの最初の1ヶ月はとても大変。食べられてしまったら植え替えをするなど、虫と戦う毎日が続くとのこと。
大切に育てられたえごまは、実をとって圧力をかけて搾ります。えごまは熱を加えると酸化しやすくなる特性があるため、圧力だけで搾ります。そうするとえごま本来の抗酸化物質が油の中にギュっと詰め込まれるそうです。
また、えごま油の美味しい食べ方も吉田さんに教えていただきました。吉田さんがよく食べるのが、えごまの油を垂らした卵かけご飯。納豆やお味噌汁にも合いますし、塩と混ぜてバゲットに塗ってバターの代わりにも。1日1杯そのまま飲んだり、オリーブオイルの様にして様々な料理などに使うことができます。
そんなえごま油の栄養を逃さないために、大切なのは保管方法。開封前は冷暗所に置いて保管し、冷えても固まらないので開封したら冷蔵庫で保管して下さい。なるべく2ヶ月以内に使い切ってしまいましょう。また、30度以上の熱を加えると栄養価が壊れてしまい、酸化も進んでしまうので気をつけてください。