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July 5 2024

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福岡県・川辺農園のアジア野菜やハーブ

『川辺農園』は福岡市と久留米市の中間、福岡県小郡市という温暖な気候で野菜作りが盛んな土地にあります。2007年に新規就農者として農園をスタートし、現在17年目。タイやベトナムのハーブ、インドネシアの野菜、スリランカのスパイスなど多種多様なアジア野菜を栽培し、現在、約40種類の作物を育てています。
川辺さんは、大学卒業後に冷凍食品メーカーに就職し、中国に駐在員として赴任しました。そこで海産物や野菜の冷凍食品を日本に送る業務に携わり、その後ベトナムにも約5年間駐在し、約8年から10年を中国とベトナムで過ごされました。こうした経験から食べ物に対する興味が深まり、農業に挑戦することに。ご夫婦ともに農業に関しては素人で、当初はパクチーなどがまだブームになる前で不安もあったそうですが、奥様のタイ政府機関での勤務経験も活かしアジア野菜の栽培を始めたそうです。
この時期のオススメは、ガパオライスに使うガパオ、空芯菜、レモングラス、こぶみかんの葉(バイマックル)、カレーリーフなど。特にガパオは、甘くスパイシーな香りがするバジルの一種で、ガパオライスに欠かせないハーブです。イタリアンバジルを代用することもありますが、本物のガパオの風味は格別。一度ガパオを使って、ガパオライスを作って欲しいとのこと。その違いを実感できるそうです。
種を直接蒔くか苗を植えるか、肥料の量、水やりの加減など、栽培方法も手探りから始まったという『川辺農園』。最初はこのようなマニアックなものが売れるのか不安だった中で、ヘビーユーザーや専門的なレストランからの需要、さらには日本に住む外国人が故郷の味を見つけて感動してくれるなど、徐々に支持を得ることができたそうです。

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