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Dec 27 2024

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料理家の飛田和緒さんのお魚&常備菜レシピ

今回は、料理家の飛田和緒さんに、年末年始にサッとできるお魚レシピ、暴飲暴食が続きがちなこの時期に冷蔵庫にあるとホッとするオススメ常備菜についてお伺いしました。
飛田さんは、現在住む海辺の町での暮らしをきっかけに、『手をかけないから、おいしい いちばんやさしい魚の食べ方』を執筆しました。都会から引っ越してきて魚を食べる機会が増え、地元の魚屋や市場で今まで食べたことのない地魚を買うようになったそうです。特に驚いたのは、切り身がほとんど売られておらず、丸ごとの魚をどう食べるかを地元の人に教わる機会が多かったこと。その経験から、魚料理の楽しさや手軽さを多くの人に伝えたいと考え、本を制作しました。本では切り身や刺身を活用した簡単で実践しやすいレシピを紹介しています。また、魚には旬があり、スーパーに並ぶ魚を見ることで季節の移り変わりを感じる一方で、近年その季節感が少しずれてきていることにも気づいたと話します。市場やスーパーで魚を選びながら、季節の変化を感じる楽しさも本に込められています。
飛田さんは、スーパーで買える刺身を使った手軽なレシピを提案してくれました。年末年始のご馳走続きには、火を使わずに作れる刺身のカルパッチョがおすすめです。刺身を皿に並べ、薬味やディル、パクチー、砕いたナッツを散らし、醤油やごま油をかけると和洋中どんなスタイルにもアレンジ可能。特に今の季節はホタテが美味しく、フルーツを細かく切ってホタテにのせたカラフルな一皿も絶品。酸味と甘みがホタテの旨味を引き立てるそうです。簡単で華やかな料理は、おつまみやおもてなしにもぴったりです。
飛田さんは、年末年始に冷蔵庫にあると便利な常備菜として、乾物の切干大根やひじき、高野豆腐をおすすめしています。これらをあらかじめ戻しておくだけで、サラダや煮物、揚げ物など多彩な料理が楽しめるそうです。高野豆腐はだしで煮てから揚げ出し風に、切干大根は卵焼きの具材として活用すると手軽で美味しい一品に。切干大根を戻しておき、そのまま卵液に混ぜるだけでも十分ですが、下味をつけて炒めるとさらに味わい深くなります。切干大根の旨味を生かし、冷蔵庫にストックしておくことで、忙しい年末年始も手軽に安心できる料理が用意できます。簡単な下ごしらえで、おかずやおつまみをすぐに作れるアイデアです。
飛田さんといえば、お餅のことだけを1冊にした『お餅の便利帖』という著書も出されています。そんな飛田さんがすすめるお餅の食べ方は「蒸し餅」。市販の角餅を水にくぐらせ、オーブンペーパーに乗せて蒸し器で5分蒸すだけで、つきたてのような柔らかさに変わります。蒸し餅ならではのびよーんと伸びる食感は、レンジや茹でる方法とは別格。そのままでも美味しいですが、醤油やきな粉、大根おろし、海苔の佃煮、明太子、チーズ、さらにはいくらなどを合わせると、贅沢な一品に早変わり。手軽で絶品の蒸し餅をぜひ試してみてください!

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