今回は2023年4月にも出演していただいた、ノリケラトプス研究所の黒滝サクさんが、東京・四ツ谷におむすび屋『海苔と米と ノリケラトプス研究所』をプレオープン!福岡・柳川産の海苔の魅力を広めるため、7年前から研究を重ね、地元に本店を構えるまでに。海苔愛あふれる挑戦が続きます。
2022年12月にホテルニューオータニ東京に2号店をオープン。しかし直後に50年来の大凶作が発生し、基準を満たす海苔がほぼ収穫できない事態に。卸売りを停止し、オンラインと直販のみで希少な高品質の海苔を販売してきました。年間13億枚生産される中で0.01%しか取れない「感動レベルの海苔」を扱い、市場には出回らない特別な味わいを提供。大凶作を機に加工品の開発も進めつつ、新たな挑戦として海苔を楽しめる飲食店の計画を始動しました。
海苔の魅力を探求し続ける中で、おむすびと海苔の組み合わせの面白さに気づきましたと黒滝さん。お米によって海苔の味が変わることもあれば、相性抜群の組み合わせも存在するそうです。『海苔と米と ノリケラトプス研究所』は、産地や味付けの違う海苔を自由にカスタムし、自分だけのお気に入りを見つけられるお店です。
おむすびには、新潟の三大コシヒカリブランドの一つ「岩船米」を使用。歯ごたえがあり、冷めてもモチモチの食感が特徴です。塩には、日本屈指の透明度を誇る新潟・笹川流れの海水を薪で炊き上げた「球も塩」を使用し、豊かな旨味を引き出します。基本の海苔付きですが、別売りの海苔を選び、カスタムも可能。パリパリの状態で提供し、食べる直前に巻くことで、口の中でお米と一緒にとろける至福の味わいを楽しめます。
具材も無添加にこだわり、新潟・村上産の塩引き鮭や奥久慈卵の醤油漬け、自家製そぼろ、無着色の青唐辛子入り明太子などを使用。特に自家製の海苔の佃煮は、海苔を成型する際に出る粉のりを無添加調味料で煮詰めた、海苔100%の贅沢な味わい。豚そぼろにはネギのトッピングも可能。素材の美味しさを最大限に活かした、海苔好きにはたまらないおむすびです。