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この夏、浴衣を楽しむ方法

7月になると夏祭りシーズンが到来。例えば、入谷の鬼子母神で朝顔市が開かれたり、これからは花火大会もあります。 そんな夏のお祭りには、浴衣で行きたい！ということで、今日は、きものスタイリストの森由香利さんに、浴衣についてお話を伺いました。

「浴衣を着ることは、夏ならではの楽しみであり、さらにいつもと一味違う自分になれるますよね。ちょっと頑張って夕方からさらっと浴衣を着て、お洋服を着て出かけるのと全然違う気分を味わってみる。するとテンションも上がって、なんだが元気になったりすると思います。今年の夏は浴衣でお出かけしてみてください。女性は着るものによって顕著ですから、大股で歩きにくいのでそそとした女らしい感じになると思います。また、男性も浴衣を着られると落ちついた雰囲気が出てきます。男性の着物や浴衣は重心が下にあるので、ドシッとした男前なかつ粋な気分になると思います。」

浴衣を今年新調しようかなと思っている方に、2017年のトレンド・傾向を聞いてみました。

「今年の浴衣の傾向としては、レトロな色柄が多く見られるように思います。古典の柄も人気はありますが、オレンジやブルーなどでも少し懐かしさを感じさせるような色合いで柄も大きめですね。他にはプリントワンピースのようなボタニカルな色柄、花柄も引き続き流行りです。男性の浴衣でオススメは、柄が先行のものよりも素材が心地良い浴衣です。楊柳（ようりゅう）というステテコなどによく使われていシボシボした肌触りのいい縮緬素材や、セオアルファといったポリエステルの新素材で作られているものも多くみかけます。男性は暑がりですので、肌触り、着心地もひとつポイントにしては如何でしょうか。」

浴衣は、専門店から百貨店、そしてネットと様々な場所で売られていますが、どんなところで買うといいのでしょうか？失敗しない浴衣選びのコツについてお話を聞きました。

「初めて買われる方は専門店ですと敷居が高いと思うので、デパートがオススメです。6月末ぐらいから品揃えが豊富で、仕立て上がっているものから反物まで、いろいろなものから選ぶことができますし、見ているだけで楽しいです。個人的にオススメなのは、伊勢丹新宿店、三越本店などが見やすくオススメです。また試着は絶対したほうがいいです。お洋服の感覚で白や黒を選ばれることも多いと思うんですが、面積や柄の感じも違うので、必ず浴衣やお着物の際は試着してから選ばれる方がいいと思います。」

そして浴衣を着る時に大事にしたいのが、へアルタイルです。

「最近、ウェディングでもダウンスタイルのゆるめが流行りなので、浴衣の時もそのままお出かけになる方も多くみかけます。基本的に浴衣は洗うことができますが、浴衣に髪の毛の脂が付きますし、そういう意味でもアップスタイルがオススメです。浴衣を着ている時には、うなじが見えるのがステキです。うなじから襟元を見せると清潔感のある色っぽさが見えて、断然モテと思います。」