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月の満ち欠けをサイクルにして育てる、熊本・月読みレモン
今日ピックアップするのは“月読みレモン”。
どんな果実なのか、“月読み果実”を手掛ける熊本県玉名郡玉東町にある、にしだ果樹園 代表・西田淳一さんにお話を伺いました。
「基本年間の作業計画、栽培管理の計画を満月から月が欠けていき新月になり、1週間かけて満月に戻るといった、月のリズムに合わせて収穫を行なったり、果樹の枝の剪定や果樹園の足元の草刈なども、月の満ち欠けのタイミングといった月のリズムで作業計画をたてています。収穫も、満月や新月で、月のリズムでお客様の手元に届けます。」
先ほどのお話しでも、満月の日と新月の日に収穫する果実があるということでしたが、“満月採れ”と“新月採れ”、いったいどんな違いがあるのでしょうか?
「満月の時は、月の引力が強いんです。地球上でも潮の満ち引きがあって、一番の繁殖期になり、一番満ちる時なんですよね。男性はオオカミ男に化けるとかありますけれど、動物・昆虫も一番の繁殖期。そういう時には、植物自体も香り強めに出して、昆虫などの天敵を寄せ付けません。満月の時は、動物と植物の駆け引きがあるので、そういうことでいうと満月の時は一番、香りなど植物を高めるタイミングになります。新月の時は月の引力が弱まり地球が月から離れますので、満月の時とは逆の作用で、月の影響が無く地球の重力に作用されて体内に流れる鉱物、ミネラルなど、そういうもが根っこに引き寄せられます。そうすると、枝先についている果実にはエッセンスしか残らないんです。不純なものには残らないので、その時に収穫したものは基本保存性が高まります。」
ここからは、月読みレモンのおいしい食べ方をご紹介!
「美味しい食べ方というと、満月の時の収穫物は香りが高いので、お菓子を作ったり、香りを特徴としたレシピに落とし込むものならオススメできます。レモンケーキとか、レモンの果皮をすり込んだクッキーとか、香りを引き出したいなら満月摘みのものを使ってみて下さい。保存性を高めて少しずつ食したいなら新月の収穫物を使って頂くのがいいでしょう。コンフィチュールなど、砂糖とか塩を使えれば保存性が高まります。」
最後に、西田さんにお客さんの反応についても聞きました。
「味はお客様それぞれの味覚は実際千差万別。おいしさや甘さとなど、感じ方がそれぞれ変わってきます。1年で1回しか収穫できないので、今年の味はその時にしか味わえないので、また来年を楽しみにして頂きたいと思っています。食べることで心と体が置き換わる存在だと思いますので、そういうものを感じて頂けるということでいうと、どのようなストーリーでその素材が作られたか気になる方は、みなさん、農場まで訪ねてこられますし、その話を農場で聞かれて自分のライフスタイルも見直してみれたと。うちの食べ物だけではない変化が生まれている感じはします。」
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