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『veggy』編集長に聞く、マクロビオティックの魅力
今日お話を伺うのは、日本で初めてのベジタリアン向け雑誌『veggy』編集長の吉良さおりさんです。
現在、発売中の最新号の特集が”人生がなごむマクビオティック”です。
どうして、この特集にしたのか、吉良さんにお話を聞きました。
「春なのでゆるやかに軽やかな特集がいいなと思ったんですが、実は、数年前にマクロビオティックの特集をしていたんですが、人気で好評で完売してしまいました。読者の方のリクエストがあったので、そこでもう少し新しい進化したマクロビオティックについて特集してみました。難しいようなイメージがマクロビオティックってあると思うんですよね。例えば、陰陽のバランスを整えるというのが基本的なポイントなんですが、それを一般の方でも分かりやすくまとめています。」
食べ物でも陰の食材と陽の食材があるんだそうです。食材の陰陽についてもお話を聞きます!
「陰の特徴としては、基本的には冷やす、ゆるめる、水分質が多い、季節的には春から夏にかけてあたたかい地域で収穫された食べものが、陰性に多いということです。あたたかいエネルギーの中で育つと陰性のものが生まれる。成分的には、カリウムを多く含みます。陽性の特徴は、体をあたためる、引き締める、水分質が少なくて、秋から冬に収穫されるものや寒い地方で収穫されるものも陽性な物が多く、ナトリウムが多く含まれている場合が多いです。陰性の食材でいい食材は、葉野菜。上の方に伸びる食べ物が陰性で、これからの季節はトウモロコシがおいしくなりますが、マクロビオティックの考え方では、子供の身長を伸ばしたいときは、上に伸びるものを食べさせること。ですので、トウモロコシを毎日食べさせると成長期に子供の身長が伸びるのをサポートしてくれると考えられています。日本の食材は玄米。これは炊き方がポイントで、なるべく発芽させて、発芽させると玄米のいい部分が凝縮するので食べ方を気をつけたり、あろは、雑穀ですかね。小さくてまるいというのも陽性の特徴です。」
自分が今、陰と陽のどちらに傾いているのか、どうすれば分かるのでしょう
「バランスよくとるんですが、自分がどちらに傾いているかをみます。貧血っぽい、冷え性、甘いものが好きで毎日おやつ欠かさない方は、陰性。陽性の方は動物性の物を食べている方が多い。お肉が大好きな方は陽性。筋肉質だったり、感情がMAXになってしまう方は、陽性の方が多いですね。」
陰と陽の食材をバランスよく食べることでココロとカラダを整えるマクロビオティック…ですが、なかなかすぐに実行することは難しいかもしれませんが、最後に手軽に始められる方法も伺いました。
「まずは基本的な食べ方で雑誌の中でも書いていますが、質の良い食材を選ぶこと。できる限り自然な状態で育てられたものを選ぶんだり、普段の生活なら主食のゴハンをこだわってみるなどです。一般的には白米が多いと思うのですが、精製したものはとりすぎると糖質も多いのでという問題が今、海外でも言われており、ブラウンライスいわゆる玄米がブームになっています。ホールフーズは、世界で大ブームで当たり前な食べ方です。あとは調味料で、自分の好きな塩を見つける。岩塩とか海の塩、湖からとれる塩もあってミネラルが違うと思うので、そういう調味料から少しづつ変えていくのもいいと思います。」
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