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新生活にもぴったりの時短料理
今日は、オーガニック教室『ワクワクワーク』を主宰する、菅野のなさんにお話を伺います。
まずは、『ワクワクワーク』がどんな料理教室なのかを聞きました。
「『ワクワクワーク』という料理教室は、シンプルな食生活が難しくなくてそれが日々の豊かさにつながっていますよ、ということを伝えることを目的とした料理教室になっています。教室の中ではただの調理実習ではなくて、振り返りの時間としてワークをする時間があって、参加しているみなさんがそれぞれ一歩進むヒントが持ち帰れるような料理教室になっています。振り返りワークというのは、食と心の振り返りワークとなっていて、朝ごはん、夜ごはん、どんなものを食べたかなとか、どんな気持ちでご飯を作っているかというのを書き出してみんなでシェアする時間を設けます。ワークシートの中には、今、本当に食べたいものは何ですか?とか、私の定番ゴハンはなんでしょう?という問いが含まれていて、それを書いたり思い返すところから、自分自身の気付きを得るということを目的にしているものになります。本当に食べたいものってなんだろう?ってなった時にすごく甘いものやすごく塩辛いものかもしれないんですが、それがだんだん解消されていった時に、本当に食べたい物とは滋養があるもの、たとえば豆がおいしいとか、サラダがおいしいとかってとなったり。うちの教室ではよくあることではありますね。」
そんな食事との向き合い方も伝えている菅野さんが出版した本が『こころとからだにやさしい ていねいな時短ごはん』!“ていねい”と“時短”って両立できるのかな…。いったい、どんな本なのでしょうか?
「効率よく丁寧にどうやってゴハンづくりを日々、続けていくかということのコツをまとめている本になっています。つまりは、教室で伝えているような、毎日を整えるベーシックな食の考え方を自分なりに持っておくというところになっていて、自分自身、食生活が乱れることもままあると思うんですが、そこに帰れば大丈夫だと思えるようなベースを整えましょうというのが伝えたいことです。本当に簡単なことばかりなので、料理が苦手でも問題ないですし、本当にちょっと野菜を茹でる、蒸すとか、ゴハンとお味噌汁とおいしく作れるようになるといった、そんなところを押さえておくと、丁寧と時短は両立できてかつ効率よく時間を使えるようになります。」
常備菜にもなる時短レシピを教えてもらいます!
「きのこの味噌炒めになります。これは、いろんな種類のキノコを1袋ずつ用意。それを油で炒めます。中火で炒めるんですが、水とお味噌を同量で溶いたものを加えて3分の2加えて強火で炒めて水分を飛ばして、最後に残り3分の1を加えて味を調えるのが「きのこのみそ炒め」になります。もう1品、ゴボウの塩きんぴら。だいたいごぼう1本分。糸こんにゃくとエノキの入ったきんぴらです。糸こんにゃくは下準備をして、エノキも2、3等分に切っておく。まず、ゴマ油をフライパンで熱して、ゴボウを炒める。そこに糸こんにゃくとエノキを加えて水を加えて弱火で10分程蒸す。ごぼうが柔らかくなったら、塩で味を整えるというレシピ。冷めたら保存容器に移動して冷蔵庫で保存すると3日ほどもちますので、常備菜として活躍して食べて頂けるかなと思います。」
料理を作ることが苦手な人に、菅野さんはこんなこともお話してくれました。
「自分のお腹を自分で満たしてあげるとか、自分が一番自分にとって一番いいものを作ってあげられることが大事だと思うんです。一番おいしいものは、お家にあるっていうふうに考えていけると日常の幸せとか彩りというところで本当にいいものになっていくと思います。食卓は楽しい時間であって欲しいですし、作る時間もおっくうになっていますという方も多いんですが、本来は自分のためにこんなの作っちゃおうかなとか、今日はこんなのにしちゃおうかなとか、楽しめる時間にしていけると、いい意味でリセットの時間にしてもらえると料理って楽しいところにたどり着けると思います。」
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