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カラダとココロを整える食養生
今日は、体調を崩しやすいこの季節に知っておきたい、【食養生】についてご紹介します。食べるに養う、生きると書いて、食養生なんですが、これは、病気でないときは薬を使わずに、できるだけ食べ物を利用して、カラダとココロを整えようという考え方なんです。
今日は、料理研究家で食養生士のMICHIKOさんにお話を伺います。
まずは食養生は簡単にできるものなのかを聞きました。
「食養生と聞くと難しそうと思うかもしれないんですが、みなさんが日頃感じていることを実践するだけなんです。何をどうやって食べるのが体にいいのかということなんですが、みなさんが薬を飲む時、いつ飲むか何錠飲むかを気にすることで、結果が得られたりしますよね。食事もなんとなく忙しいからこの時間に食べておこうとか、こんなものがあったからこれを食べようではなく、食べるものや食べるタイミングを気を付けると体にいい結果が残ってくるんです。これが食養生の始まりかなと思います。体が喜ぶものを食べている間に、ふっと気が付くと気持ちが晴れやかになっていたり、穏やかになっていたり、イライラしなかったり、気分良く過ごせたということが、急な効果が現れるわけではありませんんが、ゆっくりと実感することが出来ます。」
カラダもココロも元気になる食養生。どんなものを食べるといいのでしょうか?
「まず一番は、梅干しです。梅干しの酸は、善玉菌は殺さず悪玉菌だけを退治すると言われているので、腸内環境が良くなるといわれています。そしてキュウリ、冬瓜などの瓜系のお野菜には、利尿作用があります。あとは、夏野菜とか。あるいは、ネギや生姜、みょうがは季節のお野菜ですが、こういった薬味のものを豚肉と一緒に食べて頂くと疲労回復効果もアップします。香りがいい、山椒や香草もおすすめです。胃腸を活発にしてくれたり、あるいは香味野菜は発散作用もあるので、夏のたまったものを出してくれたりいい役割をしてくれます。夏になって夏バテを気にするよりも、今のうちから早めに助走をつけて食べるものを選んで頂けると秋にも元気でいられます。」
この時期の体調の変化のひとつに、気持ちが下がりやすくなることがあります。そんな時は何を食べるといいのでしょうか?
「気持ちが下がってきた時には、甘めのチョコレートを食べてポリフェノールで気分をアップさせたり、またアボカドやバナナもいいですね。本当にエッと思うかもしれないんですが、海苔をパリパリッと食べるのもおすすめですし、海藻がいいので、ワカメのお味噌汁も気分アップに最適です。私は疲れるとかつお節を削っています。かつお節は香りで癒されますし、良質なたんぱく質やコラーゲンを含んでいて、疲れを根本から改善してくれると言われています。ですので夜な夜な削っています。削る音もいいですし、これでふわっと香ってくる香りもいいですね。削った瞬間から食べていくんですが、すごく幸せなひと時になります。疲れが抜けていきます!」
最後に、食べる以外の食養生についても聞きました。
「この時期ってなんとなく食べ過ぎたりすることがあると思いますが、食べすぎ、夜遅く食べることは厳禁です。最近は働き方改革と言われていますが、残業せずに寝る前の3時間前には、ゴハンを食べ終える習慣を身に付けて下さい。働き方改革で残業しないのに自分の胃には残業をさせるのは、胃にもかわいそう。ですので、眠る前3時間前にはご飯を食べ終えて、お風呂に入って寝て頂きたいと思います。これは夏バテ防止になると思います。食養生は何をどう食べるかがとても大事なんですが、これ食べたら太るとか、またこんなもの食べちゃったという時は、こころおきなく食べてあげることが大事なんです。自分の声を聴いてあげて、心も体も元気で楽しい夏を過ごしてください!」
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