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土用の丑の日に食べたい!珍しいオーガニック鰻。
今日、お話を伺うのは、日本で初めてのベジタリアン向け雑誌『veggy』編集長で、一般社団法人 国際食学協会 名誉理事長の吉良さおりさんです
現在、発売中の『veggy』の特集は、“病を口から予防する 最新オーラルケア”です。口の中のケアってことですよね。どうしてこの特集にしたのでしょうか?
「雑誌『Veggy』は、食がテーマなので、食べることとオーラルケア、口の問題って直結していると思うんです。やっぱりおいしいものを食べたい時って、口が健康でないとおいしいものが食べられないですよね。なので口腔ケアってすごくずっとやりたかったテーマなんです。どうして口腔ケア、全体の特集にしたかというと、歯だけの問題ではなく、それを広くお伝えしたいと思って。歯が健康な状態の方が、歯ごたえもいいものも嚙めるというのと、物を食べる時は食感も重要なので、口腔内が健康な方が確実においしく食べられるし楽しめると思います。」
例えば、歯のゆがみからはこんなことも分かるそうです。
「嚙み合わせはすごく重要で、ホリスティック関係の歯医者さんですと体のゆがみが歯のゆがみに出てきていますっていうのはよく話される先生が多く、どちらかの歯が痛いとそっちをかまないようにしますよね。それがかみ合わせになって、その歪みが体に出てくる。その逆もあって、体のゆがみが歯のゆがみに出ることも。中医学では、全体が経絡でつながってきていることがあります。例えば臓器と骨がつながっているなど。歯の1本1本もいろんな骨と臓器と繋がっているので、歯1本でどこの歯が弱っているからどこの臓器弱っているかなど診たりもします。」
ここからは、私たちが日常生活でできる、お口のケアについて聞きました。
「本当に初歩的なお話で、ご飯食べたらすぐに歯を磨きなさいってお母さんとか言いがちですが、分かっている歯医者さんなら、食後20〜30分後に磨いてくださいと言っているんです。それは口に残っているいろんなものが、すぐに磨くと歯を傷つける原因になります。一般的に最先端を行っている歯医者さんが言っているのは、20〜30分後というのが、定説になってきていますね。また食べる時は、姿勢をよくしましょうとか、足を組んじゃダメなどありますが、足を組まない方が消化が良くなると言われています。やはり健康的な唾液を出す場合に、姿勢がいい方が酵素もよく働いて消化がよくなるっていうのもありますよね。」
最後に、吉良さんが取り入れているオーラルケアも教えてくれました。
「私が今回特集した中で、日々、取り入れているのは『オイルプリング』。アーユルヴェーダだとゴマ油とココナッツオイルの2パターンがあるんですが、私はゴマ油とココナッツオイルをミックスし、それにハーブをプラスしたものを。ゴマ油オンリーでも大丈夫です。その場合は、太白ゴマ油を使います。やり方は、うがいですね。オイルを大匙1杯を口に含んでうがいするんです。3分くらいクチュクチュするって言われているんですが、難しいと思うので1分くらいでもよくて。ブラッシングした後に口の中をリンスする、殺菌するためにというイメージ。オイルプリングって何がいいかというと、歯茎の健康を保つんです。歯茎は土台なので、すごく重要です。頭皮が弱っていると抜け毛が多くなるという髪の毛の問題と一緒なんです。」
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