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雑誌『VEGGY』の編集長・吉良さおりさんに聞く、最新オーガニックトピックス。
今日はこのコーナーではおなじみ、日本で初めてのベジタリアン雑誌『veggy』編集長である吉良さおりさんにお話を伺います。
最新号のテーマは『ココロとカラダを癒す 開運レシピ』です。まずは『veggy』が思う開運レシピの定義を聞きました。
「『veggy』の場合は、占いというよりはエネルギーアップです。つまり開運に向かうような、日々の生活に取り入れられる食材を使ったりなど、植物のいろんなパワーを取り入れられるように。出来る限りホールフーズに近いものを選ぶことだったり、ミネラルや天然成分の純度が高いものや、あとは最近、世界的なブームですが、古代から食べ続けられてきたものをなるべく食べること。日本なら発酵食などだったり、調味料に関しても古代製法のものを選ぶ。食材はなるべくナチュラルな物を意識していると思いますが、みなさんが気づいていないのがキッチン用品です。日本って古来は土鍋でしたし、そこでキッチン用品もなるべく一番自然に近い、土鍋や木や土に還るものを使う。他にも加工状態がナチュラルなもの、いっわゆる害のないものを紹介しています。」
そして、今回は色で運気アップ!という特集もあります。
「今回、天然の食べ物の色を取り入れるという特集もあります。フルーツパウダーやハーブのパウダーは、イチゴやクランベリーだったりと、色々な種類があるんです。紫やブルーは本来でにくい色なんですが、フィコシアニンというスピルリナから抽出した色素ですと、キレイなブルーが出るんです。天然の食材の色でブルーを出すことはとても難しいんですが、このフィコシアニンのスピルリナから抽出したパウダーはとてもきれいな色が出ます。ですので、ブルーのドレッシングやソースも出来ます。そうなつとちょっとした料理も楽しくなりますし、栄養価も高いんです。今回紹介しているのは16種類。最近は種類も本当に増え、バタフライピーなども流行っていますね。紫の鮮やかな色が出て、レモンを垂らすとピンク色に変わります。その化学反応が楽しいんです。」
安心・安全、ナチュラルなキッチンアイテムも気になります!どんなものがあるのでしょうか?
「最近エシカルなキッチン用品やアイテムが増えたと思いますが、一番話題になったのがストローですよね。そもそもプラスチックは自然に還らず、インドネシアなどビーチがメインの海が近い場所には、かなりのプラスチックが刺さっています。オススメしているのは、ガラスやバンブーのストローです。日本でも作ればいいと思っているんですが。ヘルスコンシャスな人たちが集まるバリのウブドでは、10年前から出しているんです。ミツロウのラップもそうですし、今回紹介しているキッチン用品は、自然に還るものです。マイマグカップも土に埋めたら土に還るリユースできるカップが、エシカルなキッチン用品のブームで、それが普通になってきていますね。例えばフライパンひとつにしても、有害な物質がでないなどです。私が10年以上使っているグリーンパンなどの、人体に影響が99%ないフライパンや鍋も話題になっています。」
そして最後に、吉良さんはこんなお話もしてくれました。
「日本もそうですが、インドやスリランカなどのアーユルヴェーダは、ただ食べるというよりも食べ物のエネルギーを食べていくのが重要で、食べる人の精神状態などもエネルギーとして含まれます。ですので古くから、古くから料理をする方の心も平和じゃないと食べ物に移ってしまうという考え方があるんです。調理している人がイライラすると、食べる人もイライラするなどですね。インドで有名な古代の有名な逸話で、よく泥棒している人が料理を作ることになりました。その食べ物を食べた人がいつもは物を盗まないのに盗んでしまったというもの。そのぐらい作る人の精神状態は大切という考え方です。やはり穏やかで平和な心で調理をしていないと、料理にもそのエネルギーが移ってしまうといわれているんです。」