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自分で自分を癒す“内臓マッサージ”をご紹介。
今日は、タイ発祥と言われるチネイザン、いわゆる【内臓マッサージ】についてご紹介します。お話を伺うのは、一般社団法人内臓マッサージ協会 代表理事のYukiさんです。
この内臓マッサージのチネイザンはタイで開発されたもので、腸はもちろん、肝臓や胆のう、心臓、小腸、胃と膵臓、膀胱などすべての内臓をほぐすものなんです。
Yukiさんは、この内臓マッサージにどのようにして出会ったのでしょうか?
「もともと、チバソムというタイのバンコクの近くにある有名なリゾートホテルがあって、そこでハリウッドセレブがチネイザンの施術を受けてアメリカに逆輸入して有名になったという話があります。チネイザンが内臓全部をもみ込んで負のものをデトックス出来ると聞き、私はもともとデトックスが好きで断食道場に通っていたんですが、その時は会社員で、仕事が忙しかったり人間関係でイヤな事があると暴飲暴食してしまって、そんな自分が嫌で内臓やすめようかなと思って断食道場に通っていたんです。会社に戻るとまた食べ過ぎてこの断食ループをなんとかしたいと思い、その時にチネイザンの名前を聞きました。私がもともとやっていた経絡ヨガの先生がデトックスマニアで、年に何回かチネイザンを受けに行くというのがあって、これは断食をずっとやるよりもチネイザンを勉強して自分の内臓を洗い流そうみたいな気持ちでタイのチェンマイに、それを聞いた翌々週くらいにフライトの予約を取って行ってしまいました。」
この【内臓マッサージ】、体にとってはどんないいことがあるんでしょうか?
「私の場合ストレスをため込みやすい性格で、それはチネイザンの内臓マッサージをするまで気づかなかったんですが、ストレスは内臓に蓄積されるんです。特に蓄積するのが肝臓で、ですのでストレスがたまりすぎると甘いものを食べすぎたり…。食べ過ぎるのも内臓からのSOSなので、感情に気付いて、感情に気付きなさいというサインなんです。でもストレスがかかっている時は、右のあばら骨の下、肝臓があるあたりがすごく張ってしまいます。そういう症状が現れたら、みなさんが抱えている感情がオーバーになっている時で、少しストレスがかかりすぎているから仕事をセーブしたり、ストレス発散に自分の好きなことをしたり。あとは、気が張っているとお腹が張るので、お腹を揉みます。ストレスなど貯まっていたものは、お腹を揉んで内臓が柔らかくなることで、血流がよくなるのと共に外に流せるので、感情と一緒に体の方もよくなっていくといった、両面に与える良い働きがあるんです。」
自分の内臓が疲れているかどうか、簡単に分かる方法をYukiさんに教えてもらいました。おへそから指4本上くらいに、お腹の中心の「心」という部分があります。(あばら骨の左右真ん中の少し下、みぞおち近辺)ここに両手の親指以外の指4本を差し込みます。スッと指が入り痛みがない場合は、内蔵に疲れがない状態。もし少しでも痛みがある時は、内臓が疲れてるサインです。
「差し込んでウッといった違和感があったり、痛みを感じる方はお腹が詰まっている証拠。日ごろからすごく忙しすぎたり、オーバーワーク、過労気味だったり、よく眠れていないと、ここがすごくパツパツに固くなります。ここは簡単にほぐせるので、忙しくて最近眠れていない、疲れが取れていない場合は、この4本指を差し込めるだけ差し込んで次の鼻から大きく息を吸い込んで、口から大きくため息を出します。ため息は深ければ深いほど良いですね。もうひと呼吸、鼻から息を吸って口から吐き出して、息を吐ききったら両手で同じ場所で円をクルクルかいて、そこから手をパンッと離していきます。まだまだ詰まっている方は、2、3回同じように続けて頂けたらと思います。」
最後に、Yukiさんはこんなお話もしてくれました。
「人間は「快」の感情、快楽の「快」の感情を感じている時は、お腹すごくやわらかいんです。私は温泉とか好きなんですけれども、沖縄に行っている時はお腹がすごくやわらかいんです。ですがストレスがある環境、私は寒いところが苦手で、そういった場所ににいるとお腹が固い状態になります。ですので、私はこっちにいる方が好きなんだなとか、友達も仕事の環境でもお腹の硬さや柔らかさが変わってくるので、パートナー選びにも困りません。本当の友達を見つけるのもお腹の声を聞けばいいですし、この仕事が天職なのか自分に向いているのか、お腹の固さや柔らかさを見ると分かると思います。パートナーにせよ職場にせよ、頭で考えるといい条件ばかり選んでしまうので、居心地のいい居場所や人生を選んでいくのにお腹の声を聞いていくのが一番早い選択肢なのかなと思います。」
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