かんじゃ山椒園 詳細 >>
国産 JAS認定の生山椒を紹介
今日は、和歌山県有田郡有田川町で国産山椒を生産する『かんじゃ山椒園』の代表である永岡冬樹さんにお話を伺います。
栽培から加工・販売までを一貫することで、最良の物を最高の状態でお客様に直接お届けるということがモットーの『かんじゃ山椒園』は、紀州有田川に沿った山間部にあります。ここは古くから山椒の栽培が行われていて、「ぶどう山椒」の発祥とされる地域なんです。
ぶどう山椒とは、一体どんなものなんでしょうか?
「元々この辺りで発祥したといわれる、ぶどう山椒が主なんです。もともと山椒はぶどうの房のように房状に生っているんですが、ぶどう山椒は粒が大きくその粒もたくさんついていて、ぶどうの房のように見えることからこの名前がついたんです。山椒は香りや辛みの成分は果皮の部分、ミカンでいうとミカンの皮の部分にその成分が含まれています。そこが肉厚で大きいものが、良い品質のものとなっています。そのぶどう山椒自体も高品質のいい品種なんですが、そのいい山椒をできるだけいい状態で出来るようにするため、かんじゃ山椒園を立ち上げました。」
かんじゃ山椒園は、栽培方法にもこだわりがあります。
「この辺りの気象状況や土壌は山椒に適しているので、いいものができていると思うんです。かんじゃ山椒園でできることとしたら、栽培方法は有機栽培にそった栽培で、できたものを生なら新鮮なまま、加工品も商品の良さを生かした形でお届けできるようにやらせてもらっています。山椒は手以外では摘めません。荒っぽく取り扱うと品質が落ちるので、手摘みで心を配りながら収穫しています。」
実山椒のおススメの食べ方も聞きました。
「よくご家庭ですと、ちりめん山椒やお醤油で味付けしたつくだ煮といった食べ方が多いんですが、農家ならではということではないですが、ご飯と一緒でもいいですしチャーハンのトッピング、つくだ煮をおにぎりにしてもらうと夏場の食欲がない時にも食欲を増進してくれます。ゴハンに混ぜても、おかかとの具にしてもいいですし、これは夏場の食欲が減退した時に、僕らも山椒入れるだけでバクバクいただけます。さわやかな風味を感じられるので、夏場は特に美味しくいただけると思います。山椒は、漢方薬でも食欲増進作用などといった使われ方をしていたりするんです。」
そして、私たちの身近にある粉山椒をおいしくいただく方法も聞きました!
「食卓でミルやすり鉢ですると、新鮮な挽きたての香りが広がって食卓が華やかな香りに包まれ、食欲をそそってくれると思います。山椒と言えばウナギなどをイメージしたり、焼き鳥や京都ですと丼物にかけたり和風な感じで使われることが多いんですが、最近はパスタやデザート、チョコレートなどにも使われることもあるんです。最近はヨーロッパでの人気がかなり高く、世界ランクに入るレストランでも使っていただいています。独特の風味がチョコレートとマッチするんです。もともと山椒はかんきつ類で、海外の人が山椒のフレッシュな香りを嗅ぐとシトラスやレモンをイメージするようなんですね。新鮮な山椒でなければそういった感じは出ないんです。もともとの山椒の香りはそういうものなんですよ。」
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