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くらしの丁度品を製造する木村石鹸をご紹介。
今日は、肌にも地球環境にも優しい洗浄剤を作る木村石鹸株式会社のコンシューマー事業部 信田玲緒奈さんにお話を伺います。
大阪に本社があるこちらの会社は、今年で創業95年目。昔ながらの釜炊き製法を用いて石鹸を作っていて、トイレやお風呂の洗剤、ボディソープやハンドソープなどを製造しています。
どんな会社なのかを聞きました。
「よくある金属の表面を磨く金属表面の処理剤である、バレルコンパウンドから始まっています。工業用以外に業務用としても銭湯やコインランドリーで使う洗剤や、銭湯の場合はお風呂の床、専用の洗浄剤。粉末の石鹸を用いた石鹸から始まって、家庭用品に派生しています。お風呂の床という特化したもの、なるべく専用のものにこだわって作っていまして、その特徴をいかせるのが釜炊き製法の石鹸づくりなんです。ですので、今出ているの商品の中にも、自動製氷機の洗浄剤や靴のつけ置きの専用の洗浄剤などといったニッチな商品も展開しています。」
釜炊き製法を使って、どうやって石鹸を作るのでしょうか?
「私たちがやっている釜炊き製法は、かなり熟練した職人の技術が必要で、釜という大きなものを使うところであったり、気候にも左右されます。夏場は蒸し暑い中で半日以上職人がグツグツ煮込みながら、石鹸を炊いています。これがなかなか難しく、非効率なんですが95年続けています。実際に職人さんが炊いているところに行ったんですが、夏場は40度近く湿度も高くて、職人さんが心配になるんですが、ずっと続けている製法なので続けているんです。釜炊きのいいポイントが油の種類を分けて作ることができるところです。石鹸の原料として油を使うんですが、釜炊き製法ですとヤシ油を使ったり、工業用なら牛脂を使ったりと、汚れに特化した石鹸の原料となる油を選べるのも、釜炊き製法の特徴の1つになっています。」
こだわりのオススメ商品、教えてください!
「私たちの自社ブランドのSOMALIというブランドから出ている、バスクリーナーとお洗濯用の洗濯石鹸がおススメです。SOMALIは、“素材のかたまり”からネーミングがきていまして、天然の成分で作られた洗浄剤、ボディケアシリーズになっています。石鹸は使うことはもちろん、天然のオレンジを用いて洗浄力を補っていたり、天然のラベンダーを使用することで優しい香りに仕上げたり、すべて天然のものにこだわっているので、お肌が弱い方にはお安心して使っていただきたいシリーズになっています。私たちはなかなか普段は目につかないニッチな場所のCシリーズを作っています。これも釜炊き方法で油を汚れに合わせて使え、自動製氷機の洗浄剤もすべて天然のものを使っていて、お水を入れるところにそこに洗浄剤を全部入れて通常通りの氷を出すとピンクの氷が出てくる。その氷がピンクじゃなくて通常の通常になったら洗浄が終わっていて、万が一食べてしまっても安全な洗浄剤になっております。」
最後に信田さんは、こんなお話もしてくれました。
「私たちのモットーとしましては、暮らす気持ちピカピカ、家事を遊びにということがテーマなので、ぜひ私たちの製品を使うことで家事がもっと楽しくなればと思います。私たちの商品は、石鹸を使っているのが大きな特徴で、普段のお掃除の中で合成洗剤を使っていて肌が荒れている人たちにはすごくおススメです。あとは、気を付けていきたいところは、合成で肌荒れを起こしている方たちには石鹸を使ってもらうことでお肌にも優しく、さらに環境にも優しいというところも石鹸の特徴です。今、環境問題も注目されているんですが、石鹸を使うことで海に流れてもプランクトンが食べてくれるということで環境にも優しいんです。環境を気にされている方や、お肌の悩みがある方にも優しい石鹸を使ってもらって、心からも体も優しい気持ちになっていただければと思います。」
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